MD松尾のヒット解析：首位はスナックワールド　話題の「ニンテンドーラボ」ついに発売！

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　前回に続き、学校の入学式シーズンも終わり、新生活スタートということで、まだまだゲームが売れない時期が続きます。

　そんな中でのトップは「スナックワールド トレジャラーズ ゴールド」（NS、レベルファイブ）。想定より良かった印象で、発売日に左右されないキッズ向けタイトルとして今後も期待したいところです。2位は変わらず好調のZ指定タイトル「ファークライ5」（PS4、UBIソフト）。4位の「シティーズ：スカイライン」（同、スパイク・チュンソフト）もそうですが、最近海外ゲームの人気が高いですね。

　◇今週の動き

　注目の「ニンテンドーラボ」（NS、任天堂）がついに発売されます。段ボールを組み立てて、ニンテンドースイッチと組み合わせることで、さまざまな遊びが楽しめるというこれまでにない新感覚のタイトルで、実際手に触れてみると、ものすごく手が込んでいることに気づかされます。ピアノや釣りが楽しめる「バラエティ キット」と、体感的にロボットを操作できる「ロボット キット」の2種類がありますが、予約は圧倒的に「バラエティ キット」が多いですね。子供向けに思われそうですが、プラモデルに親しんだ40代にもぜひ手に取っていただきたい。きっと面白さがわかってもらえるはずです。

　また、Z指定タイトルの「ゴッドオブウォー」（PS4、SIE）も注目の一本。人気シリーズ久々の新作となりますが、昨今の海外ゲームの人気もあってかなり売れてくれるのでは。

　◇ランキングは次の通り（4月9～15日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　スナックワールド トレジャラーズ ゴールド（NS）
2位　ファークライ5（PS4）
3位　星のカービィ　スターアライズ（NS）
4位　デス エンド リクエスト（PS4）
5位　シティーズ：スカイライン（PS4）
6位　スプラトゥーン2（NS）
7位　マリオカート8 デラックス（NS）
8位　スーパーロボット大戦X（PS4）
9位　二ノ国II　レヴァナントキングダム（PS4）
10位　名探偵ピカチュウ（3DS）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。