西郷どん:第15回「殿の死」 ネットの反響受け急きょ異例の深夜放送 斉彬の最期が話題に

NHKの大河ドラマ「西郷どん」の第15回「殿の死」のワンシーン (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」の第15回「殿の死」のワンシーン (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第15回「殿の死」(22日放送)が、ネット上で大きな反響のあった(バズった)番組をアンコール放送する同局の番組「NET BUZZ」(NHK総合、毎週木曜午後11時55分)で、26日に急きょ再放送されることが分かった。大河ドラマの深夜放送は今回が初となる。

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 第15回「殿の死」は、渡辺謙さん演じる薩摩藩主・島津斉彬の最期が描かれた。藩兵の軍事演習のさなか、西田敏行さんの「安政5年7月16日、島津斉彬さまはこの世を去られました」とのナレーションが入ると、斉彬は突然、倒れ、絞り出すような「西郷……」との言葉を最後に放送がそのまま終わるというまさかの展開。ネット上では、これが“ナレ死”なのかどうかで、大きな話題になっていた。

 第15回「殿の死」では、次期将軍が一橋慶喜(松田翔太さん)に決まったかと思われた矢先に家定が倒れ、状況が一変。突然、大老に就任した井伊直弼(佐野史郎さん)の手によって覆されてしまう。吉之助(鈴木さん)は急ぎ薩摩に戻り、斉彬に報告するが、斉彬は万策尽きたことを告げ、吉之助を役目から解いてしまう。

 結局、何一つ成し遂げられなかった吉之助は落胆するも、見かねた正助(瑛太さん)に一喝されると、熟考の末、命がけで斉彬に進言。斉彬もまた吉之助の策に心を決めると、改めて朝廷から詔を賜り、幕府に抗議をするため、薩摩の兵を率いて上洛(じょうらく)することを計画するが……という内容だった。

 「西郷どん」は、明治維新から150年となる2018年に放送される57作目の大河ドラマ。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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