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注目映画紹介:「恋は雨上がりのように」小松菜奈と大泉洋が繰り広げる年の差カップルの切なくも優しい恋

映画 マンガ
映画「恋は雨上がりのように」の一場面 (C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

 女優の小松菜奈さんと俳優の大泉洋さんが、切なくも優しい恋愛模様を繰り広げる「恋は雨上がりのように」が25日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。女子高生と中年男性の恋と聞けば、大方の人が心中穏やかでないのは無理からぬこと。でも今作は、切ないけれど爽やかで、男女問わず共感を得られる内容に仕上がっている。物語の良さもさることながら、小松さんと大泉さんの好演が光る。

 マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載され、テレビアニメ化もされた眉月じゅんさんのマンガを、「世界から猫が消えたなら」(2016年)や「帝一の國」(17年)などで知られる永井聡監督が映画化した。

 高校2年生の橘あきら(小松さん)は、アルバイト先のファミリーレストランの店長、近藤正己(大泉さん)にひそかに思いを寄せている。彼女の思いを知るよしもない45歳のバツイチ子持ちの近藤。ある時、あきらがこらえ切れず、自分の思いを近藤に伝える。近藤はあきらの思いを受け止めることができず……というストーリー。清野菜名さん、磯村勇斗さん、葉山奨之さん、松本穂香さん、濱田マリさん、戸次重幸さん、吉田羊さんらも出演している。

 アキレス腱のけがで陸上の夢を断たれたものの、走るのは得意なあきら。彼女が滑走する、若さ漲(みなぎ)る姿は見ていてすがすがしい。普段のまどろんだ目が、ここぞというときにきらめいたり、愛らしくなったり。近藤への態度と、磯村さん演じるイケメンのアルバイト大学生、加瀬亮介に対する態度とのギャップが楽しい。そんなあきらに小松さんはぴったり合っていた。

 かたや大泉さんは、オヤジくささ全開だ。パソコンの前に座るとき、「よっこらしょ」とつぶやいたり、老眼鏡らしきものをかけたり。あきらに思いを告白されたときのうろたえぶりや、松本さん演じるアルバイトの高校生、西田ユイから「臭い」と言われた時の落ち込みようは、気の毒ながら笑えた。戸次さん演じる、大学時代の同級生、九条ちひろと酒をくみ交わすシーンは、演劇ユニット「TEAM NACS」の仲間だけに、感慨深いものがあった。(りんたいこ/フリーライター)

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