シンガー・ソングライターの椎名林檎さんのデビュー20周年記念第1弾作品となるトリビュートアルバム「アダムとイヴの林檎」(ユニバーサルミュージック)が、23日にリリースされた。
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今作では、宇多田ヒカルさん&小袋成彬さん、木村カエラさん、三浦大知さん、AIさん、井上陽水さん、私立恵比寿中学、LiSAさん、松たか子さんのほか、スピッツのボーカルの草野マサムネさんやMr.Childrenのドラムの鈴木英哉さんなどで編成されたスペシャルバンド「the ウラシマ’S」(演奏曲「正しい街」)など、豪華アーティストが集結。また、木村カエラさんが歌う「ここでキスして。」では、椎名さんが結成したバンド「東京事変」(2004~12年)のメンバーだった伊澤一葉さん、同曲のオリジナルバージョンも手がけた亀田誠治さんが参加していることでも話題だ。
私立恵比寿中学の「自由へ道連れ」やLiSAさんの「NIPPON」は、軽快なバンドアンサンブルで疾走感やエネルギッシュさを表現。さらに、宇多田ヒカルさん&小袋成彬さんのデュエットが艶っぽい雰囲気を醸し出す「丸の内サディスティック」、AIさんのソウルフルな歌声とコーラスアレンジが印象的な「罪と罰」、斬新な打ち込みサウンドがどこかあやしげでアンニュイなムードを演出する三浦大知さんの「すべりだい」など、各アーティストが強烈な存在感とオリジナリティーを放つラインアップになっている。
アルバム「アダムとイヴの林檎」は全14曲入りで3240円。人気作家の誉田哲也さんの書き下ろし短編小説「歌舞伎町の女王 -再会-」が掲載されたブックレットが封入されている。(水白京/フリーライター)