放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
こうの史代さんの名作マンガが原作の連続ドラマ「この世界の片隅に」(TBS系)に、女優の二階堂ふみさんや宮本信子さん、俳優の村上虹郎さんが出演することが4日、明らかになった。二階堂さんがヒロインのすず(松本穂香さん)と奇妙な友情を育むことになる遊郭の遊女・白木リン、村上さんがすずの幼なじみで、淡い初恋の相手・水原哲を演じ、宮本さんはすずの祖母・森田イト役を務める。
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また、すずの母・浦野キセノを1993年放送の「徹底的に愛は…」(同局系)以来、25年ぶりの連ドラ出演となる仙道敦子さん。すずの父・浦野十郎をドロンズ石本さんが演じるほか、すずが嫁いだ北條家の隣人家族として木野花さん、塩見三省さんも出演する。さらに幼少期のすず役にNHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」や連続テレビ小説(朝ドラ)「わろてんか」の子役・新井美羽さん、すずの義姉・径子(尾野真千子さん)の娘・晴美に稲垣来泉ちゃんが決定した。
「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したマンガ。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。コミックスの累計発行部数は120万部を突破しており、劇場版アニメが16年に公開され、ロングヒットを記録。女優ののんさんがすずの声優を担当したことも話題となった。
ドラマの脚本は、朝ドラ「ひよっこ」などで知られる岡田惠和さん、演出は連続ドラマ「カルテット」「逃げるは恥だが役に立つ」(ともにTBS系)の土井裕泰さん。作曲家の久石譲さんが、民放連ドラでは約24年ぶりに音楽を手がける。7月からTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)で放送される。
キャスト陣のコメントは以下の通り
生と死を身体(からだ)で感じる日々の中に生きていた人々の暮らし。食べる寝る、誰かを愛し、今日を紡いで明日がある。当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私たちと同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたらと思います。
都内では連日満席で見られていなかった映画(アニメ)版を、運良く別府の劇場で見ることができました。劇中で幾度と鳴る空襲警報に子供が“警報飽きた~”と言うんです。その言葉がずっと脳裏に残っています。こんな素晴らしい作品を実写ドラマ化と共によりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとてもうれしいです。ご期待ください。
この作品は以前から素晴らしい物語だと思っていました。今回、岡田惠和さんの脚本、土井監督の演出で連続ドラマ化されるということで、出演させていただくことになりました。私が演じるイトは明治生まれで、その時代を生きた人。ごくごく普通の人がその人なりに一生懸命生きてきた、その“なり”を芝居に活(い)かしていきたいです。すずを演じる松本穂香さんは前から知っているので、自然に孫とおばあちゃんみたいな空気感でやっています。お客様がどのように感じてくださるか楽しみです
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