チャットモンチー:最後のワンマンライブ控え「いよいよだな」

「チャットモンチー」(C)WOWOW・aki kondo/dwarf
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「チャットモンチー」(C)WOWOW・aki kondo/dwarf

 女性2人組ロックユニット「チャットモンチー」が、7月4日に日本武道館(東京都千代田区)で開催する最後のワンマンライブ「CHATMONCHY LAST ONEMAN LIVE ~I Love CHATMONCHY~」の模様が、WOWOWで午後6時半から生中継される。ライブの開催を前に、同ユニットの橋本絵莉子さんと福岡晃子さんに話を聞いた。

ウナギノボリ

 ――昨年11月に“完結”を発表し、残すところ約1カ月しかありませんが、心境の変化は?

 福岡さん:完結に向けていろんな人からコメントいただいたりすると“本当にそのときが来るんや”って感じはあります。

 橋本さん:リハーサルしたりとか、最後のMV(ミュージックビデオ)撮ったりとか、最後のことが一つ一つ終わっていくと、いよいよだなって感じますね。

 ――30歳や35歳で一度その先の人生を考えて転職とか新しい道に進む決断をする人はけっこういると思うのですが、お二人も考えたことはありますか?

 福岡さん:この職業は本当に年齢を忘れてしまうというか、自分の周りも含め誰が何歳とかあまり関係ないんですよね。チャットモンチーの完結に関しては年齢とかは関係なく、自分たちがやりたいことと、それを“チャットモンチー”と名乗ってやっていいのかという、ギリギリのラインがここだなっていう決断です。チャットモンチーとしてやり切ったんじゃないかっていう思いがあります。

 橋本さん:年齢は確かに考えたことはなくて。やっぱりずっと(チャットモンチーを)やってきて、その時々で歌っている内容も全然違うなとも思います。本当に、その時その時のリアルな感じが出てるなって思います。

 ――ラストアルバムが「誕生」ということで、新しく打ち込みにも挑戦していますね。まだまだ新しいチャットモンチーが見られるのにっていう……。

 福岡さん:最後に打ち込みに挑戦したのも、一番新しいチャットモンチーを見てほしい、チャットモンチーという看板を降ろすまで一歩でも進んでいたいという思いです。今回のアルバム含めて最後まで好きなことをやらせてもらえたし、最後までお客さんのことを考えることができたと思います。

 橋本さん:最後まで新しいことに挑戦するっていう姿勢もそうだし、ラストアルバムなのに「誕生」って付けたいって思ったり、全部“らしい”ことができてうれしいです。

 ――そんな2人にとって“チャットモンチー”とは?

 橋本さん:私の場合は“青春”やし、チャットモンチーでプロとしてやっていくというのが“夢”でもあったし、それがかなって“お仕事”にもなったし、そこで知り合いになれる人もいて“出会い”にもなりました。

 福岡さん:なんだろう……。人生を懸けたって言い切ってもいいくらいチャットモンチーのことしか考えていなかったので。それをなんて言っていいか分からないですが、自分のほとんどですね。

 *……WOWOWでは、過去のライブ映像などを交え、チャットモンチーを特集する番組「チャットモンチークロニクル」をWOWOWライブで24日午後11時から放送。「生中継!チャットモンチー CHATMONCHY LAST ONEMAN LIVE ~I Love CHATMONCHY~」はWOWOWプライムで7月4日午後6時半から放送する。

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