女優の小松菜奈さんと門脇麦さんが、2019年初夏公開の映画「さよならくちびる」(塩田明彦監督)でダブル主演を務めることが24日、明らかになった。小松さんと門脇さんが本格的に共演するのは初という。また、俳優の成田凌さんが出演することも発表された。
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映画は塩田監督のオリジナル脚本をベースにした“音楽ロードムービー”で、小松さんは2人組女性バンド「ハルレオ」のレオ、門脇さんは同バンドのハル、成田さんはハルレオをサポートするローディーの志摩を演じる。
インディーズの音楽シーンでにわかに話題になっただけの2人組女性バンド「ハルレオ」。お互いそれぞれの道に歩み出すため解散を決めたレオとハルは、バンドのサポートをするローディーの志摩とともに、解散ツアーとして、全国を巡ることに。しかし、レオは志摩に恋を、志摩はハルに思いを寄せ、そしてハルもまたレオに友情を超えた感情を抱いていた……というストーリー。
◇レオ役の小松菜奈さんのコメント
不器用ながらももがいて自分の居場所を見つけようとしてる、そんなレオの人間くさいところにとてもひかれました。今回の撮影では自分が今まで経験したことのないことにも挑戦したり、不安は大きいですが私もレオのようにぶつかりながら作品の中で何かを見つけられるといいなと思います。そしてお二人とも初共演なので、門脇さんと成田さんと監督やスタッフさん皆さんと切磋琢磨(せっさたくま)しながら一瞬一瞬を大事にしていきたいと思います。いろいろな場所でみんなと楽しく旅してきます。
映画に興味を持ち始めた10代の頃から憧れだった塩田監督、個人的にずっと前から大好きな菜奈ちゃん、3度目ということもありとても信頼感のある成田君、そんな方たちと作品を作れるなんて楽しみでしかありません。まだ詳しいことは言えませんが音楽映画ということで、劇中で流れる音楽、とってもとってもすてきです。撮影期間中、私は何度もこの音楽たちに救われるのだろうと思います。良い作品になるよう全力を尽くします。
塩田監督の、新作、そして、オリジナル作品、この作品に関われること、すごくうれしく思います。ハルレオ、門脇さん、小松さん。良い作品ができることは間違いないです。お楽しみに。
日本映画の最前線を美しく、軽やかに疾走する小松さん、門脇さんと映画を撮るチャンスをいただいたとき、最初に脳裏に浮かんだのが“くちびる”という言葉でした。お二人の、あの美しいくちびるとくちびるの間から一つの言葉、一つのメロディーが生まれ、音楽として響く。そこに成田さんという、なんとも柔らかな魅力を持った青年が絡んで、音楽はさらに重層化していく。抽象的ですが、そんな映画をいま、彼らと力を合わせ、作り上げようとしております。多くのメロディーが早くも産声を上げつつあります。どうぞご期待ください!
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