中島健人:初の刑事役で連ドラ主演 “泥棒”遠藤憲一とコンビに

10月期の連続ドラマ「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」で主演を務める中島健人さん(右)と共演の遠藤憲一さん=日本テレビ提供
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10月期の連続ドラマ「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」で主演を務める中島健人さん(右)と共演の遠藤憲一さん=日本テレビ提供

 人気グループ「Sexy Zone」の中島健人さんが、10月にスタートする日本テレビの連続ドラマ「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」で主演を務めることが31日、分かった。ドラマは新米刑事が主人公で、中島さんは初の刑事役に挑む。ドラマは、10月から毎週土曜午後10時に放送。中島さんがゴールデン・プライムタイムの連続ドラマの主演を務めるのは、今回が初めてとなる。

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 「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」は、マンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の福田秀さんのマンガ「ドロ刑」が原作。窃盗犯を捜査する警視庁捜査3課を舞台に、新米刑事の斑目勉(まだらめ・つとむ)が、伝説の大泥棒・煙鴉(けむりがらす)と“禁断のコンビ”を組んで、さまざまな難事件に挑み、成長していく姿を描く刑事ドラマ。中島さんが斑目勉を演じ、俳優の遠藤憲一さんが煙鴉役で出演する。

 中島さん、遠藤さん、プロデューサーの能勢荘志さんのコメントは以下の通り。

 ◇中島さんのコメント

 「皆様の心、毎週捕まえます!!」。ドラマのお話をいただき、その言葉が思い浮かびました。まだクランクイン前ですが、きっと刑事の勘です(笑い)。

 小さい頃から遊びのドロケイが好きで、逃げることより追うことに徹していた自分は、大人になったらいつか犯人を追う刑事ドラマに出るのが夢になっていました。だから、今回、刑事を演じるチャンスをいただき、とてもとてもうれしいです。そして、原作の刑事と泥棒がバディーを組むという全く新しい刑事モノという意外な設定に驚きました。

 今回演じる新人刑事の斑目を通し、今を生きる現代人の悩みや葛藤を伝えていきたいですし、毎週皆様の心に寄り添い、気持ちを奮起させ、笑顔で明日も頑張ろうと思えるドラマになればいいなと思っております。

 遠藤憲一さんとは9年ぶりに共演させていただきますが、以前、「目の芝居がいいね」とお褒めの言葉をいただき感動した思い出があります。今回は遠藤さん演じる希代の大泥棒・煙鴉とバディーを組みながらも、その煙鴉を捕まえようとする役ですが、現場ではたくさんのことを遠藤さんから盗みたいと思います!

 久しぶりの連ドラなので、うれしい気持ちと楽しみな気持ちがあふれており、早く撮影に臨みたいと思っております。たくさんの方に見ていただくために全力で役と向き合いたいです! 「ドロ刑」は毎週皆様の心をきっと捕まえる作品になると思います。これも刑事の勘です(笑い)。

 ◇遠藤さんのコメント

 大泥棒の役と聞いただけで「やりたい!」と返事をしていました。ただの泥棒ではなく刑事と組んで事件を解決していく泥棒なんて長い役者生活でも初めての役です。福田秀さんが描く原作マンガのキャラがとても面白いので、そのイメージを壊さないようにしようと思っているのですが、なかなかハードルが高いです。脚本の林宏司さんとは何度かご一緒していて信頼しているので、その世界観に身を任せようと思います。

 主演の中島健人君とは9年前に共演し、まだ少年ながら難しい役を見事に演じていました。その時は医師と患者という間柄でしたが、今度は刑事と泥棒、しかもバディー。大人になった中島くんと再び共演できることが楽しみでなりません。視聴者のみなさんには今まで見たこともないバディーものをお届けします! ぜひ応援してください!

 ◇能勢プロデューサーのコメント

 今、最も勢いのある中島健人さんに、このタイミングで連ドラの主演をお願いできたことは、非常な幸運です。相手役として、盤石の名優、遠藤憲一さんを迎えられたことで、奇跡のコンビが誕生しました。このドラマの魅力は、世代も立場も違う、刑事と泥棒という不思議で危険な、このコンビそのものです。

 脚本は、数々の名作人間ドラマを生み出してこられた林宏司さんです。ただの刑事ドラマに終わらない、深みのある警察ドラマを作るべく、警察OBや現役刑事への取材を水面下で重ねています。原作サイドと連携をとりながら、ドラマオリジナルのストーリーも展開していく予定です。

 主人公の斑目という刑事はスーパーヒーローではなく、非常に未完成な人物だと思っています。その分、警察組織や、「正義」その物についても、疑問を持って立ち止まれる若者です。ただ立ち止まっていては、そこにある事件や犯人は野放しになります。その背中を押すのが、煙鴉という泥棒の存在。煙鴉は、確固たる自分を持った大人ではありますが、泥棒という社会的に危うい立場でもあります。そんな二人の相棒が、時に力を合わせ、時に反目しながら、一癖も二癖もある犯人や敵たちと対峙(たいじ)し戦っていく姿を魅力的に描き、視聴者の皆様の心を盗み、捕らえます。

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