dele:コムアイ、RAD野田…「ハマりすぎ」ゲスト起用の裏側

柴咲コウさんがゲスト出演する「dele」第5話の1シーン=テレビ朝日提供
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柴咲コウさんがゲスト出演する「dele」第5話の1シーン=テレビ朝日提供

 俳優の山田孝之さんと菅田将暉さんがダブル主演する連続ドラマ「dele(ディーリー)」(テレビ朝日系)。ラッパーの般若さん、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のコムアイさん、小説家の高橋源一郎さん、人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎さん……といった毎回登場する多彩なゲストも話題で、SNSでは「なんなのこのキャスティング」「キャスティングがハマりすぎてて鳥肌」「毎回キャスティングが神」などと反響を呼んでいる。

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 ドラマは、所有者の死後にパソコンやスマートフォンに残されたデータ“デジタル遺品”がテーマ。依頼人の依頼を受け、死後に不都合なデジタル記録をすべて内密に抹消する仕事をしている坂上圭司(山田さん)と、フリーランスの何でも屋で、ひょんなことから坂上の仕事を手伝うようになる真柴祐太郎(菅田さん)を主人公に、デジタル遺品を巡る1話完結型の人間ドラマが描かれる。

 ゲスト出演者には、ほかにも、俳優の麿赤兒さん、女優の石橋静河さん、江口のりこさん、松本若菜さん、余貴美子さん、モデルの朝比奈秀樹さん、山田愛奈さん、映画監督の塚本晋也さん、ヒップホップグループ「RHYMESTER」のMummy-Dさん、声優の大塚明夫さん……と、さまざまなジャンルの著名人の名前が並ぶ。

 番組を手がける山田兼司プロデューサーは「一見サブカルっぽい人を集めたように見えるかもしれないが、そうではない。一つ一つキャラクターありきで考えていったんです。『dele』は連続ドラマのために物語を作っているし、キャラクターを作っている。ドラマの中でキャラクターを最も“生きた人間”として演じられる方をキャスティングしています」とこだわりを明かす。

 実際に、第1話では、般若さん演じる刑事が祐太郎たちを追い詰める様子は本当に恐怖を感じるほどだったし、2話のコムアイさんは圭司がハマる女性音楽ユニットのメンバーで歌声も披露、第3話では作家の高橋さんが公安のスパイという裏の顔を持つ写真館店主を哀愁たっぷりに演じ、第4話では野田さんがかつて超能力少年ともてはやされた薄幸の青年を演じて大きな存在感を示していた。

 さらに、山田プロデューサーは、ゲストと“芝居合戦”をする主演の山田さんと菅田さんに「『この人にこの役をやってもらえるんだったら芝居がしたい』と思ってもらえるような、演じる人がワクワクするキャスティングを“発明”したい」という思いがあったと明かす。「これは、『dele』でしか実現しないキャスティング。現場もワクワクしながら撮っていた。その熱を体感してほしい」と自信を見せる。

 24日放送の第5話では、女優の柴咲コウさん、橋本愛さんがゲストで出演。第4話の次回予告で2人の姿が映ると、SNSでは「ぜいたくすぎる」という声も上がった。柴咲さんも「『デジタル遺品』『山田孝之×菅田将暉』そして『プロデューサー山田兼司』、この3点が出演のキーポイントになりました」と説明しており、この作品だからこそ豪華なキャスティングで、どんな“芝居合戦”が見られるか。ドラマは毎週金曜午後11時15分から放送(一部地域を除く)。

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