芦田愛菜:朝ドラ史上最年少14歳で「まんぷく」“語り” 「見守るような存在で…」

芦田愛菜さん
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芦田愛菜さん

 女優の芦田愛菜さん(14)が、今年10月から放送を開始する2018(平成30)年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」で語りを担当することが27日、明らかになった。朝ドラ1作品の全編を通した語りとしては史上最年少での抜てきとなる。

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 朝ドラの語りについては、11(平成23)年後期の「カーネーション」で、主人公の幼少期役を務めた二宮星(にのみや・あかり)さんが当時9歳で放送開始から1週間にわたって担当したことがあったが、全編を通した語りでは、03(平成15)年度後期「てるてる家族」でヒロイン役の石原さとみさん(当時16歳)が、これまでの最年少記録だった。


 「まんぷく」は、99作目の朝ドラで大阪放送局制作としては42作目。インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福(ももふく)さんとその妻・仁子(まさこ)さんの半生がモデルのドラマで、ヒロインの福子を女優の安藤サクラさん、ヒロインの夫・立花萬平(たちばな・まんぺい)を俳優の長谷川博己さんが演じる。「海猿」や「ガリレオ」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」などを手がけた福田靖さんが脚本を担当し、18年10月1日~19年3月30日に全151回を放送予定。

 ◇芦田さんのコメント

 “朝ドラ”に出演するというのは、私自身、女優としてお芝居を続けていく上での目標の一つであるので、今回、語りという形で参加させていただけて、とても光栄に思っています。ナレーションでシーンを壊してしまわないように、いい意味で存在感を消し、福ちゃんたちを少し離れたところから見守るような存在でいられるように心掛けたいと思います。福ちゃんが萬平さんを支え、強くなっていく姿を、視聴者の皆様と一緒に応援しながら、この、まんぷくという物語が楽しく、親しみ深いお話だと感じていただけるように精いっぱい努めさせていただきます。

 ◇制作統括・真鍋斎さんのコメント

 このドラマの時代設定は昭和の激動期ですが、実はそれほど昔の話ではなく、現代にも連なる物語であると、私たちは思っています。そこで、「一人の少女が、おばあちゃんから聞いた話を友達に話して聞かせている」というような設定で“語り”を紡いでいけないかと考えました。現代の若い世代の方々にも、この物語を身近に感じてほしかったからです。“語り”なので、口舌の切れ味の良さも重要な要素です。あらゆる側面で、芦田愛菜さんは最高のパフォーマンスを発揮してくださっています。少女の純粋さを携えながら、言葉がまっすぐに伝わってくる芦田さんの“語り”にご注目いただければ幸いです。

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