女優の米倉涼子さん主演の連続ドラマ「ドクターX ～外科医・大門未知子～」（テレビ朝日系）のスピンオフ第3弾「ドクターY　外科医・加地秀樹～遙かなる教授選～」の劇中のシーンカットが10日、公開された。写真は、米倉さん扮（ふん）する大門未知子と岸部一徳さん演じる神原晶、勝村政信さん演じる加地秀樹の3人がキューバでマージャンを楽しんでいる姿が収められている。2017年10月期に放送された「ドクターX」第5シリーズの最後で、未知子と晶がキューバへ旅立った姿が描かれていたが、今回、なぜ加地が加わっているのかは明かされていない。

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　またそろって撮影現場で顔を合わせるのは、昨年の「ドクターX」以来という3人のインタビューも公開された。米倉さんは「撮影がない期間も、連絡を絶ったことがないんです」「2～3カ月に1回は会っていたい！」と“ドクターXチーム”の仲の良さを明かしている。

　「ドクターY」は、「腹腔（ふくくう）鏡」のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む外科医・加地秀樹（勝村さん）が、うっかり金に目がくらみながらも、外科医の本分である手術や治療を成し遂げる姿を描く人気スピンオフシリーズ。第3弾「ドクターY　外科医・加地秀樹～遙かなる教授選～」は、金には無限に汚くても出世には関心を示さなかった、ある種“孤高の医師”の加地が、自らの老化を自覚した途端、何を血迷ったのか、「帝都医科大学付属静岡第11分院」で教授選に名乗りを挙げる……という展開。野間口徹さん、りょうさん、遠藤憲一さんらも出演している。

　「ドクターY　外科医・加地秀樹～遙かなる教授選～」は全6話。9月15日から、KDDIの動画配信サービス「ビデオパス」と「テレ朝動画」で、毎週2話ずつ配信される。

　マージャンシーンの撮影は「ドクターY　外科医・加地秀樹～遙かなる教授選～」のクランクインの日に行われたという。久々に撮影現場で顔を合わせた米倉さん、勝村さん、岸部さんはハグであいさつし、撮影の合間には、和気あいあいと雑談を楽しんでいたという。

　◇勝村政信さん、米倉涼子さん、岸部一徳さんのコメント

　――3人そろって撮影現場で顔を合わせるのは、昨年の「ドクターX」以来ですよね？

　米倉さん：そうなんです。本当にうれしくて、思わずハグしちゃいました！
　岸部さん：「うれしい」の一言に尽きますよね。今年もまたこうやって一緒に撮影できるなんて。
　勝村さん：お互いの顔を見ると、すごく安心するんですよ。僕たち、親戚みたいな関係なので。
　米倉さん：撮影がない期間も、連絡を絶ったことがないんです。
　勝村さん：昨日も（「ドクターＸ」シリーズに出演する）西田敏行さんから連絡をいただきまして。
　米倉さん：私もいただきました！

　――皆さん、本当に普段から親しい間柄なんですね。

　米倉さん：私は会ってないときも、みんなのことを思い出すんですよ。「何してるのかな？」って。　
　岸部さん：僕は時々、未知子の夢を見ますよ。
　米倉さん：ホント！？　泣けてきちゃう（笑い）。
　岸部さん：未知子と一緒にどこかへ出かける夢とかね。なんかもう僕の中で、普段から「大門未知子」も「米倉涼子」も一緒になっちゃっていて（笑い）。
　勝村さん：「ドクターX」のメンバーって劇中も普段も含めて、ごく自然に近くにいる存在なんですよね。今日だって、そのへんに（「ドクターＸ」シリーズに出演する）鈴木浩介さんがいそうな感じがしていますもん。今回は出ていないのにね（笑い）。

　――勝村さんも皆さんのことを思い出したり、夢で見たりするようなことはあるんですか？

　勝村さん：もちろんです！　そういうときはすぐ、LINEで「何やってるの？」って連絡するんですよ。
　米倉さん：で、ご自分が今いる場所の写真も、一緒に送ってくれるんです。頼んでないのに（笑い）。
　勝村さん：実は「ドクターX」チームのグループLINEもあるんですよ。その中で米倉さんと2人でいろいろ会話していると、浩介が読むときには30件くらいになっていて……。よく「いい加減にしてくれよ！」って怒られてます（笑い）。
　米倉さん：私たち、一つ一つの文章が短いんですよ。だから気がつくと、件数が異様に増えているという。一徳さんはLINE、やらない方がいいですよ。

　――ということは、一徳さんはLINEグループには参加していらっしゃらない？

　岸部さん：僕、そういうのは何もやってないんですよ。だから、みんなとの連絡手段は携帯のSMSだけで。
　米倉さん：私、先日ニューヨークに行っていたんですけど、途中でちょっと寂しくなっちゃって……。一徳さんに「元気？」ってSMSを送ろうと思ったら、何回やっても未配信になっちゃったんです。でも、諦められなくて、最後に国番号を入れて送信してみたら、やっと届いて！
　岸部さん：そんなにしてまで送ってくれたんだ！　メールの内容は「今アメリカ」の一文だけだったのに（笑い）。
　勝村さん：米倉さん、いっつも各地を飛び回ってるよね！　報告を受けるたびに「今、そこ！？」って驚くもん。
　岸部さん：そういう近況報告も含めて、このチームは何でも言えるし、何でも聞いてくれるんですよ。
　米倉さん：内緒にすることは何もないから！　ちょっと秘密がある人は、勝村さんくらいじゃない？
　岸部さん：時々協議するもんね。「ああ言ってるけど、本当はどうなんだろうね？」って（笑い）。
　勝村さん：ちょっとやめてくれますか？　90％は話していますよ！　というか少なくとも、米倉さんには100％話していますよ！！
　米倉さん：そうだっけ？
　勝村さん：とぼけるのは、やめてください（笑い）。
　米倉さん：一徳さんはどうなんですか？　全部話してる？
　岸部さん：さぁねぇ……。僕は孤独な男ですから（笑い）。
　米倉さん：あはは！　考えてみたら、私たち、みんな孤独かも（笑い）。だから、会うのも年に1回じゃダメ！
　勝村さん＆岸部さん：ダメ、ダメ！
　米倉さん：寂しいもん……。2～3カ月に1回は会っていたい！
　勝村さん：実際、ちょくちょく誰かから「◯◯が食べたい」みたいな連絡が来て、みんなでスケジュールを合わせては会っていますからね。

――そんな気の置けない仲間たちと久々に一緒にお芝居されてみて、いかがでしたか？

　米倉さん：お芝居をしている感じがなかったですね（笑い）。
　岸部さん：僕と米倉さんはちょこちょこっと出るだけだからね。ごめんなさい、加地先生（笑い）。
　米倉さん：加地先生はこれから撮影で大変な日々が続くでしょうし、頑張ってね！
　勝村さん：ありがとう。でも実を言うと、今日が初日って感じもしないんだよね。
　米倉さん：分かる！　スタッフの皆さんもよく知っている方ばかりだし、今日撮影してみて「本当に落ち着くんだな」って思ったんですよ。
　勝村さん：この間、衣装合わせも15分くらいで終わりましたからね。結構な点数を着て、写真も撮っているんだけど、みんな慣れているから寸法も全部分かっているし。
　米倉さん：それ、むしろ勝村さんがすごい！　この6年、サイズが変わってないってことでしょ？
　勝村さん：確かに変わってないなぁ。ま、僕の体形のことはさておき、スタッフも含めて家族みたいなので、いろんなことがスムーズに進むんですよ。
　岸部さん：「Ｙ」はシリーズ何回目だっけ？
　勝村さん：3回目ですね。
　米倉さん：そのうち「X」を抜いちゃうんじゃない？
　岸部さん：「Ｙ」を地上波のゴールデンタイムで放送して、「X」が配信ドラマになる可能性はあるね。
　勝村さん：そんな可能性、あるわけがない！（笑い）