名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
故・水木しげるさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期(フジテレビほか)の新章「西洋妖怪編」が7日、スタートする。新章は、西洋妖怪最強の帝王バックベアードが部下たちを引き連れ日本に攻め込んでくるという新展開で、新キャラクターの魔女のアニエスとアデルの姉妹が鍵を握る。アニエス役の山村響さん、アデル役のゆかなさんに新章のアフレコの様子や「ゲゲゲの鬼太郎」への思いを聞いた。
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「ゲゲゲの鬼太郎」は、主人公の鬼太郎が、ねずみ男、砂かけばばあら個性的な仲間の妖怪たちとさまざまな事件に立ち向かうマンガが原作。第6期は、21世紀になってから20年近くがたち、人々が妖怪の存在を忘れた現代が舞台となっている。フジテレビほかで毎週日曜午前9時に放送中。
山村さんは「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズに出演するのは初めてだった。子供の頃、「鬼太郎に恋をしていました。母と鬼太郎ごっこをしていたんです」ということもあり、「うれしいという思いと共にワクワク感がありました」と出演を喜ぶ。
ゆかなさんは、1996~98年放送の第4期、2007~09年に第5期にもゲストとして出演した経験があり、第6期でも7月に放送された第15話「ずんべら霊形手術」で犬山まなの同級生で容姿にコンプレックスがある房野きらら役として出演した。
ゆかなさんが第4期に出演したのは、まだ新人だったころ。「(声優という仕事や現場について)まだ訳が分かっていない時期でした。ベテランの方が多い現場も初めてで、誰も知っている人がいなくて、すごく緊張して戸惑ったんです。当時、他のスタジオはデジタル化していたのですが、(第4期を収録したスタジオは)フィルムだったんです。作法も分からず、NGを出すと、いたたまれない気持ちがして……。そのプレッシャーやいたたまれない気持ちが私を育ててくれたところもあります」と特別な思いを込めて振り返る。
山村さんが演じるアニエスは、西洋妖怪最強の帝王バックベアードの元から日本に逃亡してきた西洋妖怪の魔女。鬼太郎と出会い、行動を共にすることになる。「デザインは由緒正しい魔女というイメージで可愛い! 髪形がオシャレだったり、ミニスカートでブーツと今風の要素も入っています。こんな可愛い子をやらせていただけるんだ!と信じられない気持ちがありました。すごく真面目で、時には周りが見えなくなる。信念を曲げないところをしっかり演じたいですね。見た目が可愛いので、最初は幼い感じで臨んだのですが、真面目、クールなところを出したいというディレクションもあり、軌道修正しました」と明かす。
ゆかなさんが演じるアデルは、アニエスの姉でバックベアード軍団を率いる将軍で、バックベアードに反逆したアニエスに怒りを覚えている。「責任感、使命感が服を着ているようなキャラクター。妹に対する思いがある一方、使命もあり、そこが乖離(かいり)せざるを得ないのでしょう。軸が一つではありません。大人になり、社会で生きていく中で、そういうことは必ずありますよね。メンタル的な苦しみ、葛藤を出していければ」と役に向き合っている。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、目玉おやじ役の野沢雅子さんやねずみ男役の古川登志夫さんら大ベテランがレギュラー出演していることも話題になっている。山村さんは「最初のアフレコは前日から緊張して、何時にスタジオに入ればいいんだろう……となりました」と硬くなっていたという。
ゆかなさんは「私はベテランの皆さんといろいろな番組で共演させていただいたことがあります。一番、守るべきは妹(山村さん)かな? 響ちゃんが知っている人がいた方がいいのかな?と思い、私も早めにスタジオに行きました。他の現場で響ちゃんと一緒になったことがあるのですが、その時とは全然違う雰囲気で……」と“妹”を気遣っていたようで、山村さんは「お姉さんがゆかなさんと聞いた時はうれしかったんです」と話す。
山村さんは緊張していたようだが「現場の皆さんが優しくて、空気も柔らかい。野沢さんが空気を作ってくださり、話をしてくださったりして、笑いが絶えないんです。私はちょっと緊張していますが、今はその空気に幸せを感じています」とすっかり楽しんでいる様子。ゆかなさんは「いい緊張感がありますが、安心できる場所。懐を借りるつもりで安心して、私ができることをやればいい」とアフレコに臨んでいるという。
「西洋妖怪編」には、バックベアード役の田中秀幸さん、ヴォルフガング役の草尾毅さん、ヴィクター・フランケンシュタイン役の白石涼子さん、カミーラ役の井澤詩織さんも出演する。アニエス、アデルら新キャラクターの登場で、どんな化学反応が起きるのか……。目が離せない展開になりそうだ。
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2024年12月22日 17:00時点
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