女優の川栄李奈さんが29日、東京・六本木で開催中の「第31回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた映画「人魚の眠る家」(堤幸彦監督、11月16日公開)のレッドカーペットイベントと舞台あいさつに登場。川栄さんは、会場に母が来ていることを明かし、「お母さんに絶対見てほしいと思って、すぐお母さんに『見てね』と連絡した。きょうもお母さんが来ているので、ぜひ泣いて帰ってくれたらうれしいです」と呼びかけた。
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続けて川栄さんは、自身が出演した映画の完成披露には毎回、母を招待していると明かし、「私が出た映画を完成披露で見せるのが親孝行だとマネジャーさんに言われたので、毎回呼んでいます」とコメント。また、「この作品を見て、本当に号泣してしまった。それと同時にこんなに素晴らしいキャストの皆さんの中で一緒にお芝居ができたことを、本当に光栄に思います」と思いを語った。舞台あいさつには、主演の篠原涼子さん、共演の西島秀俊さん、坂口健太郎さん、山口紗弥加さん、田中泯さん、堤監督も登場した。
映画は、東野圭吾さんのベストセラー小説が原作。2人の子を持つ薫子(篠原さん)と会社を経営する夫・和昌(西島さん)は別居状態で、娘の小学校受験が終わったら離婚することになっていた。ある日、娘がプールで溺れて意識不明になり、回復の見込みがないわが子を生かし続けるか、死を受け入れるか、究極の選択を迫られる……という展開。川栄さんは坂口さんが演じる和昌の会社の研究員・星野祐也の恋人で動物病院の助手・川嶋真緒を演じている。同作は、TIFFの新設部門「GALAスクリーニング」として上映された。
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