岡田将生：東海テレビ開局60周年記念ドラマで主演　誘拐犯役に挑戦

　俳優の岡田将生さんが、東海テレビ開局60周年を記念したスペシャルドラマ「大誘拐2018」（同局・フジテレビ系）で主演を務めることが13日、分かった。岡田さんは刑務所から出所したばかりの元極道の主人公・戸並健一を演じる。戸並は人生の一発逆転をもくろみ、誘拐を企てる3人組のリーダー的存在というキャラクター。

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　また、日本有数の大富豪で誘拐される人望厚き婦人・柳川とし子役で富司純子さん、誘拐事件の陣頭指揮を執る愛知県警のベテラン名刑事、井狩大五郎役で渡部篤郎さんも出演する。

　ドラマは、天藤真さんの小説「大誘拐」が原作。愛知県に住む大富豪・柳川とし子が誘拐される。誘拐犯のリーダー格は元極道で刑務所から出所したばかりの戸並健一で、愛知県警の刑事・井狩大五郎が事件の陣頭指揮を執ることに。犯人側の要求は「身代金100億円」と「記者会見を開いて身代金への返答をしろ」。記者会見に臨んだ井狩は毅然（きぜん）とした態度で「100億円の要求は法外だ」と告げるが……という内容。人生の一発逆転を狙った完璧な計画で誘拐に挑んだはずだった健一らだが、頭脳明晰（めいせき）なとし子に翻弄（ほんろう）され、事件は意外な方向へ進んでいく……。

　岡田さん、富司さん、渡部さんのほか、中尾明慶さん、国生さゆりさん、伊原六花さんらも出演。ドラマは12月14日午後7時57分～同9時55分放送（一部地域は同9時49分まで）。

　◇岡田将生さんのコメント

　誘拐というタブーな題材を、ハートフルコメディーに小気味よいテンポと早い展開で飽きさせず、気持ちよく見てもらえる作品にしたいと思っています。マザー（柳川とし子）という絶対的存在と僕が演じる健一を含むクスッと笑えるバカな3人、それぞれ特徴あるキャラクターのどちらが、誰が誘拐しているか分からなくなるような読めない展開、明かされる真実。そして最後には誘拐というタイトル自体何なのか、少し考えさせられる、家族で楽しく見られるドラマになるように頑張りたいと思います。

　◇富司純子さんのコメント

　東海テレビ開局60周年のドラマに参加できますことを、とても光栄に思います。私が演じる柳川とし子は、聡明で気前がよくて、社会に見落とされている弱い人たちに優しく、慈善家でお金を惜しまず使う、男前なおばあちゃんという印象。背筋がピンと伸びた、明るくて人の痛みがよく分かる、快活で可愛いおばあちゃんになればいいですね。岡田さんは、ドラマを拝見して堅実な役作りをなさる方と思い、どんな戸並健一を演じてくださるのか楽しみにしております。山林王のおばあちゃんと犯人3人との掛け合いで、どのような芝居を仕掛けてくるのか、刺激を受けながら楽しみしたいと思います。

　◇渡部篤郎さんのコメント

　岡田将生は私の大好きな俳優です。彼の作品は毎回楽しみに見ています。年齢はずいぶん離れていますが、彼から学べることもあり、俳優として尊敬しています。共演を心待ちにしていました。最高のエンターテインメントを作りたいと思います。