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北川悦吏子:朝ドラ「半分、青い。」執筆中に夢遊病に「夜中に起きてフライパンで…」

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NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の脚本を手掛けた北川悦吏子さん

 脚本家の北川悦吏子さんが16日、ブックファースト新宿店(東京都新宿区)の10周年を記念して開催された岩井俊二さんの「ラストレター」(文藝春秋)刊行記念イベントに登場した。脚本を執筆し、4~9月に放送されたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」について、北川さんは「そのころ(書いていたころ)のことをあまり覚えていないし、夢遊病になった。夜中に起きて物を食べたり、フライパンで料理を作ったりして、(自分が)怖かった。ずっと考え続けていて止まらなくなっちゃった」と驚きの事実を明かした。

 北川さんが監督を務めた映画「ハルフウェイ」「新しい靴を買わなくちゃ」のプロデュースを岩井さんが手掛けるなど、長年の友人関係にある2人。北川さんは「朝ドラのきっかけ(の一つ)は岩井さん」と切り出し、あるコンサートを見に行った際、「(岩井さんから当時の)NHKのドラマ部長を紹介してもらって、NHKの人と知り合えたと思って(企画書を送る)メールを書きました」と振り返る。そんな北川さんの行動について岩井さんは、一緒に仕事をした女性プロデューサーが、「『一回会っただけで企画を持ってくる人は相当珍しい』って何かのインタビューで言っていた」と驚いていたことを明かす。

 「半分、青い。」を全話見たという岩井さんは「(北川さんの)体調面も含めて、最初は完走できるのかと思ったけど、どんどん書き進んで行くし、執筆だけでも大変なのにツイッターで大炎上して……」と語り出すと、聞いていた北川さんは「こんなにはっきり(大炎上と)言う人は初めて」と笑う。岩井さんは「火だるまになっていて、もう大丈夫かな、と。でも、心配して損したみたいな感じ(笑い)。エネルギッシュな人だといつも驚かされる」とうれしそうに切り返し、観客を笑わせた。

 改めて朝ドラを振り返った北川さんは、当初「『朝ドラ、ちょろい』とか言っていたら、100回超えたあたりで、何が何でも書かないと……」と追い詰められたといい、「本を書くのに時間が限られていて、その時間で勝負しないといけない。3日に1本上げないといけなくて、その時間で最大限、何かできることをしなきゃいけない。現場が1年半続いたみたいな感覚。3日で1本ってブラックじゃないですか(笑い)」とちゃめっけたっぷりに語った。

 「ラストレター」は、岩井さんが監督、女優の松たか子さんが主演を務める映画「Last Letter」(2019年公開)の原作小説で、岩井さん自身が書き下ろした。四六判、上製カバー装で216ページ。価格は1300円(税抜き)。

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