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宮本から君へ:ドラマ版のキャストで映画化 池松壮亮「身も心もささげたつもり」

映画 テレビ
写真家・佐内正史さんが撮り下ろした映画「宮本から君へ」のビジュアル (C)2019「宮本から君へ」製作委員会

 俳優の池松壮亮さん主演の連続ドラマが昨年4月期に放送された、新井英樹さんの人気マンガ「宮本から君へ」が映画化され、今年秋に公開されることが10日、明らかになった。池松さんがドラマ版に続き主人公・宮本浩を演じ、ヒロインの中野靖子役を女優の蒼井優さんが続投。ドラマ版と同じく真利子哲也さんがメガホンをとり、脚本も担当する。

 「宮本から君へ」は、1990年代前半に多くの若者を魅了した新井さんの人気マンガ。文具メーカー「マルキタ」の新人社員で、恋と仕事に不器用な宮本浩が、営業マンとして、人間として成長していく青春ストーリー。ドラマ版では、宮本が営業マンとして奮闘する姿に焦点を置いたサラリーマン編が描かれた。

 映画は、宮本と靖子を中心に繰り広げられる“極限の人間賛歌”が描かれるエンターテインメント作品になるという。池松さん、蒼井さんのほか、松山ケンイチさん、柄本時生さん、星田英利さん、古舘寛治さんらドラマ版のキャストが再集結する。今後、映画版の新たなキャストが発表予定。映画の撮影は、昨年9月29日にクランクインし、10月30日にクランクアップした。

 池松さん、蒼井さん、真利子監督、原作者の新井さんのコメントは以下の通り(原文のまま)。

 ◇池松さんのコメント

 この原作が手元に来てから、随分と時間がたってしまったような気がします。ボロボロになるまで読みあさったこの偉大な原作の力をお借りして、時代の変わり目に強烈な人間賛歌を残すべく、身も心もささげたつもりです。蒼井さんとは「斬、」(2018年)から立て続けの共演となりますが、今度は宮本と靖子として、物語の中の人生の試練を共にする事が出来たと思っています。その存在にいつも救われました。そのほかキャストそれぞれの、抜群のアクトも楽しみにしていただければと思います。まだ仕上げ真っ最中でどうでるか分かりませんが、生きてゆく覚悟、信じる覚悟、そして人生を感じるような映画になるんではないかと期待しています。傲慢な男ですが、今秋、宮本からあなたへ、よろしくお願いします。

 ◇蒼井さんのコメント

 全身で感情をぶつけ合うシーンの連続だったため、撮影3日目には既にヘトヘトでした。こんなに早く疲弊した現場は初めてです。体力、集中力、瞬発力、そして声量が基本的にどのカットにも必要だったのですが、共演者の皆様といたわり合い、励まし合い、スタッフの皆様に助けていただき、なんとかクランクアップすることが出来ました。こんなに高カロリーな作品はなかなかないと思います。公開を楽しみにしていただければと思います。

 ◇真利子監督のコメント

 はじめて「宮本から君へ」の映画化に声かけられたのは2012年の夏。十代の頃から読みふけっていた新井英樹さんの原作に、二つ返事で引き受けました。ただ覚悟を決めたところでなかなか実現に及ばず、気づけば6年がたちました。これだけ時間がかかったのは生半可な気持ちで映画化するような原作ではないからで、集まるべくして集まったキャストとスタッフの面々。特に池松くんと蒼井さんのこの映画に対する意気込みたるや並大抵ではなくて、その芝居はさることながら、それぞれ歩んできた役者としての人生が重なる奇跡をみたと思える現場でした。平成最後の夏の終わりに池松壮亮と蒼井優を中心に据えて「宮本から君へ」を撮影できたことが、この原作にとって最高の瞬間だったと断言できる映画になりました。

 ◇新井さんのコメント

 映画版『宮本から君へ』の最初の陣中見舞い

 ロケ現場となった王子・飛鳥山公園で池松くんとふたり、隠れタバコを喫(す)いに歩いていたときの会話

 ボク「『宮本から君へ』の映画では、オレ、ブン殴られたいんだよ」

 池松「俺もですよ」

 ドラマの「世界」を構築・けん引した宮本浩こと池松壮亮本人がそう言うか……と。ドラマ版で見た蒼井優さん扮(ふん)する中野靖子の輝きは驚きでした。全話通してもゲスト出演には思えない、違和感すら覚えるあの存在の力。写真家・佐内正史さんがドラマ版の打ち上げトークショーで放った名言「真利子には愛はあるけど情はない」(笑い)言い得て妙!! いや、真芯だ!! これ表現者として最強なんですよ!! この三人が原作の、ある意味本番パートで「自分こそが一番」と生命力バトルを繰り広げるってだけで胸が高鳴り「原作クソ喰らえ!!」と殴り倒されたがってるボクの夢をかなえてくれそうです!!

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