ハナタレナックス：全国特番第5弾は「思った以上に通常営業」　大泉洋「相変わらず醜い…」

　俳優の大泉洋さんらの演劇ユニット「TEAM NACS（チーム・ナックス）」のメンバー5人がこのほど、北海道ローカルのバラエティー番組「ハナタレナックス」（北海道テレビ放送）の特別番組の会見を札幌市内のスタジオで行った。今回は札幌を舞台に「オリジナルすごろく」を使った2日間のツアーで、戸次重幸さんは「思った以上に“通常営業”でしたね」と語り、大泉さんも「こんなもの放送されちゃ困りますよ！　相変わらずの醜い、くだらないやりとりが繰り広げられていましたけど……」とぼやいていた。

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　「ハナタレナックス」は、2003年にスタートした北海道ローカルのバラエティー番組。15年から毎年2月に特番が放送されている。第5弾となる今回は、札幌を舞台に、北海道のグルメや魅惑の観光スポットなどが網羅された「オリジナルすごろく」を使って、大泉さん、戸次さん、音尾琢真さん、森崎博之さん、安田顕さんの5人が2日間のツアーを行う。

　◇「このスタイルをいよいよ…」

　5人が愚痴ったりボヤいたり、時にズルをしたりとTEAM NACSらしい一面を見せる内容になっているといい、戸次さんは「思った以上に“通常営業”でしたね。全国放送の『ぜ』の字も感じられない5人のスタンスだったなと思いました」「通常の北海道で放送している感じの映像でしたね。改めて思いましたね」とコメント。音尾さんも「このスタイルをいよいよ全国に見せるんですね、ハナタレナックスは」と語った。

　それでも、リーダーの森崎さんは「全国放送ということですけど、いつも通りのスタッフ、メンバーとの関係で、とくに全国だからと肩肘を張ることなく、いつも通りの番組収録ができた」と自信を見せ、音尾さんも「全国放送5回目ということで、最初にやった時にはよそ行きな感じで、メンバーもあまりしゃべらなかった」と振り返りながら、「5回目にもなりますと、メンバーは普段のようによくしゃべっている。『あ、これは全国では流せないんじゃないかな』という、他愛のなさすぎるひどい会話とかもですね、そのままやっておりました」と明かした。

　また、森崎さんが「札幌のグルメだったり、景色だったり、いろいろなものを見ていただきながら、私たちらしいなと思うのが、今回『釣り』が出てくるんですけど、北海道の海は釣り場としてはとてもいい場所で、鮭なんて豪快に釣れるんでしょうけど、私たちが行ったのは『釣具店』っていう……。その辺が全国区のバラエティー番組で見たことがない。それがハナタレらしさ」「間違ったロケ先選びというのも、ハナタレナックスのひとつの魅力」と語ると、大泉さんは「釣具店でのロケをあんなに面白くできるのは俺たちだけ（笑い）」と胸を張った。

　◇“素”のままの戸次は「非常に危険なコンテンツ」？

　最初のころは、全国放送ということで「猫かぶろうと思っていた」という戸次さんは「5回目にもなると、全くそんな気概もなくなり」と話し、「素のままの戸次でやってしまっている」と語った。続けて「東京では私も役者でやってますので、多分に猫をかぶって現場にいるわけですけど、ハナタレを見られると、それがバレてしまう（笑い）。非常に危険なコンテンツ」と自虐。

　「『どうすりゃいいの？』っていう状況になったら、なんとかしなきゃって5人の絆が生まれる」という安田さんは「40代も半ば過ぎた5人が『あーでもない、こーでもない』って、中学生みたいなことやってるっていう。この仕事してないで、こういう5人がいるとしたら、半分うらやましいですね。だから、ゆるく昼間にだらだら見てもらうには適してる」と語っていた。

　◇次回作は大泉＆音尾でハワイ2人旅！？

　また、第6弾の構想について聞かれると、戸次さんは「もうちょっとお金かけてほしい。次回作はもうちょっと全国放送にふさわしく予算を上げてほしいかな」とリクエスト。大泉さんは「今まで（ハナタレナックス全国放送で）は、最初は函館で、札幌＆十勝、知床、小樽、だいぶ行ってますね。そろそろハワイとかでもいいかもしれないですね」とぶち上げて笑わせた。

　さらに、戸次さんが「ハワイロケだとしたら（予算も考えて、行けるのは）2人」と具体案を提示すると、大泉さんが「メンバーもみんな忙しいから、ハワイなら俺だけ行って頑張ってくるぞ！」と軽口。すかさず音尾さんが「お前だけに任せるわけにいかないから、俺も行くよ」と名乗りを上げ、大泉さんは「じゃあ、俺と音尾で次はハワイに行きます！」と勝手にまとめていた。

　「ハナタレナックスEX（特別編）　ニッポンが行きたい北海道～ドキドキ！札幌すごろくツアー～」は、テレビ朝日系で10日午後1時55分から放送。