神谷明:「シティーハンター」の“ルパン化”希望 「ときどき帰ってこれたら…」

劇場版アニメ「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」の公開記念舞台あいさつに登場した神谷明さん
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劇場版アニメ「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」の公開記念舞台あいさつに登場した神谷明さん

 北条司さんのマンガ「シティーハンター」の新作劇場版アニメ「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」(こだま兼嗣総監督)の公開記念舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、主人公・冴羽リョウの声を務めた声優の神谷明さんらが登場。同作が“復活”したことにちなんで「復活させたいこと」を聞かれた神谷さんは、「大きな望みは持たずに、大先輩である山田康雄さんがやっていた『ルパン三世』のように、(シティーハンターが)ときどき帰ってくる、そういうものになったらうれしいなと思っています」と願望を語り、観客から拍手を浴びていた。

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 舞台あいさつには、槇村香役の伊倉一恵さん、御国真司役の山寺宏一さん、来生瞳・泪の二役を演じた戸田恵子さん、ゲスト声優の飯豊まりえさん、原作者の北条司さん、こだま総監督も出席。玄田哲章さんは体調不良のため欠席した。

 神谷さんは、オリジナルキャストが約20年ぶりに再集結した今作のアフレコについて、「声というより、演技のテンポとかスピード感が『どうなんだろう、できるかな』という不安があったんですが、スタジオに入ってみて、レギュラーの皆さんの声を聞いた瞬間に元に戻れました」と回顧。原作者の北条さんは、同じ北条さん原作の「キャッツ・アイ」の主人公の来生三姉妹が登場することを知ったときのことを聞かれると「来たな、と。いつかは来るだろうなと思っていたんですが、このタイミングだとは思わなかったですね」と心境を明かしていた。

 「シティーハンター」は、1985年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まったマンガが原作。東京・新宿で、ボディーガードや探偵などを請け負う冴羽リョウの活躍が描かれた。87年にテレビアニメが放送されたほか、3作の劇場版アニメが製作された。新作劇場版アニメが公開されるのは、1990年以来、約29年ぶり。

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