高橋一生:主演連ドラで「あえて結婚しない男子」に 斎藤工、滝藤賢一とラブコメ

4月から放送される連続ドラマ「東京独身男子」に出演する(左から)滝藤賢一 さん、高橋一生さん、斎藤工さん=テレビ朝日提供
1 / 1
4月から放送される連続ドラマ「東京独身男子」に出演する(左から)滝藤賢一 さん、高橋一生さん、斎藤工さん=テレビ朝日提供

 俳優の高橋一生さんが、4月スタートの連続ドラマ「東京独身男子」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分)に主演することが19日、分かった。俳優の斎藤工さんと滝藤賢一さんの出演も発表された。ドラマは、連続ドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」「中学聖日記」(共にTBS系)などの金子ありささんが脚本を担当するラブコメディー。

ウナギノボリ

 高橋さんはバランス感覚の良い組織人ではあるものの、こと恋愛に関しては持ち前の分析力と観察眼が邪魔をし、スムーズにいかないメガバンク勤務の石橋太郎(38)、斎藤さんは「2年間の“服役(結婚)”から“出所(離婚)”し、見事『プリズン・ブレイク』を果たした」と語るバツイチの審美歯科クリニック院長の三好玲也(37)、滝藤さんは最高峰独身男子であり、太郎と三好のよき兄貴的な存在の大手弁護士事務所の“ボス弁”岩倉和彦(45)を演じる。

 人並みの以上の容姿を持ち、スペックも高く、気の合う仲間とつるみながら、独身ライフを楽しむ「あえて結婚しない(AK)男子」の3人。太郎は、3年前に別れた恋人・竹嶋舞衣と偶然、再会し、一度は夢見た彼女との“結婚”への未練をひそかに感じ始める。三好はめでたく離婚を果たしたのに、彼のアイデンティティーに関わる重大な問題に直面し不安を覚える。岩倉は郷里の父が病に倒れると、重大な岐路に立たされていき、恋愛や結婚を改めて考えていく……という内容。

 斎藤さん、滝藤さんとの共演について、高橋さんは「俳優として尊敬している、大好きな2人なので、一緒にお芝居できるのが楽しみです。3人そろっての共演は今回が初めてですが、この3人でドラマができることにわくわくしています」とコメント。

 斎藤さんも「どう転んでも、お芝居を展開させていくことができる高橋さんと滝藤さん。2人と一緒に、脚本を超える瞬間が生まれたらうれしいです。自分自身も視聴者として楽しみな作品になると思います」と期待を口にし、滝藤さんも「高橋さんと斎藤さんとのセッションが今から楽しみでなりません。一つ一つシーンを丁寧に積み重ね、視聴者の方に楽しんでいただけるドラマをキャスト、スタッフが一丸となって作っていきたいと思っております」と意気込んでいる。

 ◇高橋一生さんのコメント

 --何においても1人で事足り、あえて結婚しない独身男性というテーマについてどう思いますか?

 現代を生きる僕たちの、リアリティーの一側面だと思います。僕は俳優という仕事柄、結婚を急(せ)かされることはありません。けれど同世代の友人の多くは結婚している。世間的にはそういうものだと、今回、改めて感じました。結婚しようと行動を起こす男を演じられるのは、僕にとって良い体験です。

 --自身で「俺、ここは“こじらせ”ているかも」と、思うところはありますか?

 「こじらせ男子」と呼ぶ女性の方が、自分の基準に合わせて男性を判断しているのではないか。そんなふうに考えてしまうところが、自分のこじらせている部分かもしれません(笑い)。

 --石橋太郎という役をどう思いますか? またどのように演じたいですか?

 太郎は社会にしっかりなじみ、生活もちゃんとしている人。彼のように、地に足をつけた人物を演じるのは久しぶりなので、ちょっと新鮮でうれしいです。

 --斎藤工さん、滝藤賢一さんの印象と、共演される感想を教えてください。

 俳優として尊敬している、大好きな2人なので、一緒にお芝居できるのが楽しみです。3人そろっての共演は今回が初めてですが、この3人でドラマができることにわくわくしています。例えば僕は、周りからこじらせていると思われても、焦りを覚えないんです。斎藤さんと滝藤さんも確固たる自分をお持ちで、似た匂いを感じます。そんな3人が、こじらせて七転八倒するという役を演じたら、いったいどうなるのか。期待は大きいです!

 --「東京独身男子」への意気込みや、視聴者へのメッセージをお願いします。

 男性は、ある意味では滑稽(こっけい)で愛らしい生き物なんです。それを見てくださる皆さんに分かってほしい。それさえ認めれば、分かちあえるものもたくさんあって「これでいいよな」と男性にも思ってもらえる。そんな作品にしたいです。生き方には、本当はいろいろな選択肢がある。世間の枠組みからちょっぴり外れるだけで、もっと自由になれるのに。そんなことも、この脚本を読んで感じました。

 今の時代、“こうあるべき”という理想が幅を利かせています。けれどこのドラマは、もっと肩の力を抜いて、男たちが本気で“ころぶ”姿がすごく愛(いと)おしく思える世界観になるんじゃないかと、僕は思います。

テレビ 最新記事