戸田恵梨香:園児との撮影は「腰との戦い」 前後から抱っこで「本当にすごい…」

映画「あの日のオルガン」の特別試写会に出席した戸田恵梨香さん
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映画「あの日のオルガン」の特別試写会に出席した戸田恵梨香さん

 女優の戸田恵梨香さんが19日、日本大学芸術学部のキャンパス(東京都練馬区)で開催された、「あの日のオルガン」(平松恵美子監督、22日公開)の特別試写会に出席。映画は第二次世界大戦末期に園児と保母が集団で疎開した「疎開保育園」の実話に基づいた物語。保育士を目指す学生から、撮影中の苦労を聞かれ「体力……」とぽつり。「本当にすごいんですよね。抱っこが前と後ろから同時に来るし、ぶらぶらするし。腰との戦いでした」と明かしていた。

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 映画は、防空壕(ごう)に避難する生活が続く1944(昭和19)年、東京都品川区の戸越保育所では、保育士の板倉楓(戸田さん)や野々宮光枝(大原櫻子さん)らが疎開先を探し、埼玉の荒れた寺で疎開生活を始めるが、保育士と園児たちに空襲の影が迫り……というストーリー。

 別の学生から「撮影を通して学んだ命の大切さ」があるか聞かれると、「私は兵庫県出身で6歳の時、阪神淡路大震災を経験しています。近所のおじちゃん、おばちゃんが亡くなりましたし、街が突然なくなって……」と話し、「(当時は)恐怖がいまいち分からなかったけど、時間がたっていろんなものを理解していって、『なんで』っていう気持ちが生まれました。その時の気持ちや、大人になって考えたことを抱きながら、作品に関わりました。命を紡いでいくことがどれだけ大事なのか、痛感しました」と明かしていた。

 イベントには大原さん、平松監督も参加した。

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