多部未華子&仲里依紗:小栗旬とムロツヨシが“奪い合う女性”に SPドラマ「二つの祖国」でヒロイン

テレビ東京のスペシャルドラマ「二つの祖国」でヒロインを演じる仲里依紗さん(左)と多部未華子さん (C)テレビ東京
1 / 6
テレビ東京のスペシャルドラマ「二つの祖国」でヒロインを演じる仲里依紗さん(左)と多部未華子さん (C)テレビ東京

 俳優の小栗旬さんが主演を務め、ムロツヨシさんが出演するテレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「二つの祖国」で、女優の多部未華子さんと仲里依紗さんがヒロインを演じることが20日、分かった。多部さんと仲さんは、小栗さん演じる主人公・天羽賢治と、ムロさん演じるチャーリー田宮が恋のライバルとして奪い合う女性を演じる。

ウナギノボリ

 ドラマは、「白い巨塔」「不毛地帯」などで知られる作家・山崎豊子さんの同名小説を民放で初めて映像化。天羽賢治(小栗さん)とチャーリー田宮(ムロさん)という日系2世の2人が、旧友でありながら、激動の時代の中で宿命のライバルへと変わっていく姿が描かれる。

 多部さんは、日系2世で、日本語新聞社「加州新報」での賢治の同僚であり、懸命にその人生を生きた純粋なヒロイン・井本梛子を演じる。梛子は、賢治とチャーリー、2人の友情と愛情のはざまで悩み続け、戦争の最大の被害者として、最愛の人との別れを余儀なくされるという役どころだ。仲さんは、日系2世で梛子の友人・天羽エミーを演じる。エミーは賢治の妻で、戦争によって賢治と離ればなれになり、残されたリトルトーキョーで残酷な事件に巻き込まれるという役どころとなる。

 ほかにも、池田エライザさんが梛子の妹・井本広子役、橋本マナミさんがチャーリーの妹・小田万里子役で出演することも発表された。

 小栗さんと初共演という多部さんは「(小栗さんは)とてもフラットな方だと思います。先程の撮影も、テントの中でも外でもずっとあまり変わらないテンションでした。本番前に全然違うことを話したりします、シリアスな厳しいシーンもたくさん撮ってこられているのだろうけど、そんなことを感じさせないくらい、いつも通り(笑い)」と印象を語っている。

 小栗さんと夫婦役を演じる仲さんは「まさか夫婦を演じるなんて思っていなかったです。(小栗さん演じる)賢治のたまに出てくるエミーへの優しさに救われて……だからエミーはしつこく諦めず、しがみついているんだと思います。だって普通エミーみたいな子は他で遊んでしまう気がするんです。だけど、そこだけはずっとちゃんとしてたじゃないですか。それだけ賢治にすごく魅力があるんだろうなと思いました」と語っている。

 「二つの祖国」は、1900年代の第二次世界大戦前、大戦中、大戦後の米国と日本が舞台。米国に生まれ、米国人として育てられた日系2世たちが、“二つの祖国”のはざまで戦争という運命に翻弄(ほんろう)されながら怒濤(どとう)の人生を歩む姿を描いた青春群像劇が繰り広げられる。3月23日、24日の午後9時~11時24分に2夜連続放送。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事