1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（10月18〜24日）は、大沢たかおさんが、2027年のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」で勝海舟を演じること、2026年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」に多部未華子さんや研ナオコさんが出演することが話題になった。前後編で取り上げる。

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　10月22日、織田裕二さん主演のWOWOWの連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」が2026年2月15日からスタートすることが明らかになった。満島真之介さんと波瑠さんの出演も発表された。満島さん演じる楊志（ようし）は建国の英雄・楊業の末裔で、顔に大きな青あざがあることから“青面獣” と呼ばれていた。かつては禁軍の将校として帝に仕えていたが、腐敗した体制への葛藤と、宋江（織田さん）、晁蓋（反町隆史さん）、林冲（亀梨和也さん）らとの出会いをきっかけに自らの信じる正義のはざまで揺れ動く。波瑠さんが演じる済仁美（さいじんび）は、楊志の妻で、孤児だった楊令の母として、温かさとたくましさを兼ね備えた女性だ。

　22日、中村ゆりさんが、東京都内で開催されたNetflixシリーズ「匿名の恋人たち」の「とく恋ファンミーティングイベント」に出席し、撮影の裏話を明かした。ドラマは、“視線恐怖症”を抱える天才ショコラティエのハナ（ハン・ヒョジュさん）が、潔癖な製菓メーカーの御曹司・壮亮（小栗旬さん）と出会って……と展開する。中村さんは、壮亮とハナのカウンセラー・アイリーンを演じる。アイリーンと、ハナが思いを寄せるジャズバーのオーナー・寛（赤西仁さん）が一夜を共にするシーンも撮影されたが、中村さんは「（本編ではカットされて）ごっそりなくなっていました」と明かした。月川翔監督は「ハナの恋愛を応援できなくなるぞというくらい、かなりセクシーなシーンになったので……」と泣く泣くカットしたことを打ち明けた。

　22日、元「関ジャニ∞（現SUPER EIGHT）」「NEWS」の内博貴さんが、同日放送された連続ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」（日本テレビ系、水曜午後10時）の第3話にサプライズ出演した。内さんがドラマに出演するのは、2013年放送の「天国の恋」（東海テレビ・フジテレビ系）以来、約12年ぶり。内さん演じる畑中一成は、香坂莉里（影山優佳さん）の交際相手。久々のドラマ出演について「撮影にかかる時間がとても短くなったと思いました。昔のドラマ撮影ってもっと時間がかかった記憶だったんですが、久しぶりに現場に臨んだらあっという間に撮影が終わって。『時代が変わったの？　早く終わる時代になったの？』ってスタッフさんに聞いてしまいました（笑）」と振り返った。

　23日、中村倫也さんが、2026年1月期にTBSの金曜ドラマ枠（金曜午後10時）で放送される「DREAM STAGE」で主演を務めることが明らかになった。「DREAM STAGE」は、問題を起こして業界を追放されたプロデューサー・吾妻潤（中村さん）と、韓国の弱小芸能事務所に所属する落ちこぼれ練習生7人がボーイズグループ「NAZE（ネイズ）」を結成し、世代や国籍を越え共に夢を目指す「K-POP版“スポ根”ドラマ」。中村さんは「舞台がK-POP業界なので、韓国語にも挑戦します。実は、小学生の頃にラジオの韓国語講座を少しだけ聴いていたことがあって……。韓国ロケもあるということなので、到着したら空港でまずは聞いてみようかなと思っています（笑）」とコメントを寄せた。

　23日、大沢たかおさんが、松坂桃李さん主演の2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」で、幕末の英雄・勝海舟を演じることが明らかになった。「花の乱」（1994年）の足利義材役、「花燃ゆ」（2015年）での楫取素彦役以来3度目の大河出演となる。「逆賊の幕臣」は、“勝海舟のライバル”と言われた幕臣・小栗上野介忠順（松坂さん）が主人公。大沢さんは「勝海舟は、小栗忠順らと共に歴史の変革期に諸外国や倒幕派と真正面から向き合い、日本の未来を見つめ行動した人物でした。激動の時代に、何を信じ、どう未来へ希望の橋をかけるのか。その問いは、今を生きる私たちにも通じるのではないかと感じています。海舟が抱き続けた信念と向き合い、心を込めて演じていきたいと思います」と思いを語っている。

　24日、見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務める2026年度前期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「風、薫る」の新たなキャストが発表され、多部未華子さんと高嶋政宏さんが出演することが分かった。多部さんは、りん（見上さん）と直美（上坂さん）の人生に多大な影響を及ぼす貴婦人で、“鹿鳴館の華”と呼ばれた大山捨松を演じる。多部さんは、ヒロインを務めた「つばさ」（2009年度前期）以来、17年ぶりの朝ドラ出演。高嶋さんは捨松の夫で、後に初代陸軍大臣となる大山巌を演じる。高嶋さんは、1988年度後期の朝ドラ「純ちゃんの応援歌」以来、38年ぶりの朝ドラ出演となる。

　また、「風、薫る」では、研ナオコさんの出演も発表された。研さんは朝ドラ初出演で、謎に包まれた神出鬼没の占い師・真風（まじ）を演じる。研さんは「最初にお話をいただいた時、『私に？』って耳を疑いました。この役に私を指名していただけたと言うことは大変光栄なことです。そして芸能界デビュー55周年目という縁を感じました。自分の経験と勘を発揮できるよう一生懸命務めさせていただきます。明治時代という激動の時代を生き抜いた主人公を不思議な角度から見守っていくという役どころです」とコメントした。また、丸山礼さんの出演も明らかになった。丸山さんも朝ドラ初出演で、一ノ瀬りん（見上さん）の家の隣人・中山マツを演じる。