いだてん:第8回「敵は幾万」 四三、実次に活を入れられ五輪へ 出発の日、弥彦の名を叫ぶ声…

NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」第8回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」第8回の一場面 (C)NHK

 宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第8回「敵は幾万」が24日放送される(NHK総合で日曜午後8時ほか)。大金を携えて上京してきた四三(中村勘九郎さん)の兄・実次(中村獅童さん)。ストックホルムへ旅立つ日が近づくにつれ、弱気の虫が顔を出す弟に活を入れる。そして、四三の壮行会が開かれるころ、スヤ(綾瀬はるかさん)は熊本で嫁入りする……。

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 オリンピックに出場する四三のため、渡航費と滞在費合わせて1800円という大金を抱えて、熊本から東京にやってきた実次。四三は実次から、スヤの働きかけで資金を得られたと知る。スヤと無邪気に野山を駆けていた自分が、日本代表として海を渡る不思議さを感じつつ、兄に一生懸命戦うことを誓う。

 四三と弥彦(生田斗真さん)がストックホルムへ出発する日がやってくると、駅には2人を見送る人だかりが。「敵は幾万」の大合唱に見送られ、四三と弥彦を乗せた汽車が動き出した瞬間、弥彦の名を叫ぶ声が聞こえてきて……というストーリー。

 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年までの約半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「東京とオリンピック」。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。

 第7回「おかしな二人」は、大日本体育協会の会長・嘉納治五郎(役所広司さん)の説得を受け、ストックホルムオリンピックへの出場を決意した四三。治五郎の口車にのせられて自費で渡航費・滞在費を用意しなければならなくなり、兄・実次に資金援助の手紙を出すが、いっこうに返事がなく困り果てる。一方、“運動会の覇王”こと三島弥彦もオリンピック出場に家族の理解を得られず……という展開だった。

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