BOYS AND MEN小林豊:自身と“真逆”の役に挑戦 「生きるパワーを抑えて…」 

オムニバス映画「ジャンクション29」について語った小林豊さん
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オムニバス映画「ジャンクション29」について語った小林豊さん

 男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」の田中俊介さん、水野勝さん、本田剛文さん、小林豊さんが出演し、29歳の4人の若者を描いたオムニバス映画「ジャンクション29」(ウエダアツシ監督、山田晃久監督)が22日、公開された。4人がこのほど取材に応じ、絶望した陰のある男という、普段の元気いっぱいなムードとは正反対とも言える役どころに挑戦した小林さんは「生きるパワーを抑え」て役に臨んでいたと話した。

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 映画は「ツチノコの夜」「結婚の条件」「バズる」「ジャンクション」の4編からなり、小林さんは「ジャンクション」でマンガ家志望の丸山晋輔を演じた。マンガのコンテストに応募しては落選し続けて希望を失った丸山が、死に場所を探してバスに乗っていると、高校時代の同級生が偶然、乗り合わせてくる。2人の会話は、丸山が高校時代に描いたマンガに及び……というストーリー。

 小林さんは「死にたいという(死の)一歩手前までいっている役だったので、ただ元気さを押し殺すだけじゃなく、生きるパワーを抑えないといけないと思っていた。役を演じているんだけど、生きているのか死んでいるのか……ぐらいな苦しい息づかいになったこともありました」と撮影を振り返った。

 作品には「誰もが持っている夢に対する悩みが深く描かれている」といい、「自分(丸山)の心の世界の物語。でも人に助けを求めているからこそ、昔のことを思い出していく。壮大な作品になっています」とアピールした。

 「ツチノコの夜」では田中さんが親のすねをかじりながら映画を作る自称映画監督を演じ、「結婚の条件」では水野さんが結婚相談所のカリスマ仲人、「バズる」では本田さんが動画サイトに動画を投稿する“バズチューバー”を演じている。

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