今週シネマ:1、2日公開の映画 「九月の恋と出会うまで」「映画ドラえもん」「KING OF PRISM」「宇宙戦艦ヤマト2202」最終章…話題作が続々

映画「九月の恋と出会うまで」の一場面 (C)松尾由美/双葉社(C)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会
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映画「九月の恋と出会うまで」の一場面 (C)松尾由美/双葉社(C)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。1日には、俳優の高橋一生さん、女優の川口春奈さんダブル主演の「九月の恋と出会うまで」(山本透監督)、アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)の劇場版最新作「映画ドラえもん のび太の月面探査記」(八鍬新之介監督)、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の最新作「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第7章「新星篇」(羽原信義監督)が公開。2日には、アニメ「KING OF PRISM」シリーズの新作「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」の劇場編集版の第1章「I プロローグ×ユキノジョウ×タイガ」(菱田正和監督)が公開される。

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 「九月の恋と出会うまで」は、松尾由美さんの同名小説が原作。旅行会社に勤める志織(川口さん)は、引っ越してきたばかりのマンションで、身に危険が迫っていることを知らせる1年後の未来からの不思議な声を聞く。志織から、その声について相談を受けた、同じマンションに住む小説家志望の平野(高橋さん)は、助かった志織に「タイムパラドックス」が生じることに気づく。それは、志織の存在が1年後に消えることを意味していた……というストーリー。平野と志織の切なくも温かい恋が描かれている。高橋さんと川口さんの顔合わせが新鮮で、2人のやりとりに引き込まれる。

 「映画ドラえもん のび太の月面探査記」は、ドラえもんの大ファンを公言する直木賞作家の辻村深月さんが脚本を担当。月を舞台に、のび太らが不思議な種族エスパルを悪者から守るために冒険を繰り広げる。月面探査機が捉えた白い影に、のび太は「月のウサギだ!」と主張する。だが、みんなから笑われてしまい、ドラえもんのひみつ道具で月の裏側にウサギ王国を作ることに。ある日、不思議な少年ルカが転校してきて、のび太たちと一緒にウサギ王国へ行くことになり……というストーリー。

 「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」の劇場編集版の第1章「I プロローグ×ユキノジョウ×タイガ」は、太刀花ユキノジョウと香賀美タイガを中心としたストーリー。Over The Rainbow(オバレ)の男性キャラクターの神浜コウジ、速水ヒロ、仁科カヅキがエーデルローズから独立し、新事務所を設立。プリズムキングをヒロに奪われ、エーデルローズを目の敵にするシュワルツローズの法月仁総帥は、プリズムキングに代わる新たな王を決める「PRISM.1」を提唱し、シュワルツローズとエーデルローズの対抗戦になる。スポットが当たるユキノジョウは歌舞伎界のプリンセス。歌舞伎とプリズムショーの両立に悩む。タイガがプリズムスタァを目指した理由も描かれる。ユキノジョウとタイガの家族も登場し、キャラクターが葛藤、成長する姿が描かれ、魅力がより深掘りされる。

 「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第7章「新星篇」は、2017年2月から公開されてきたシリーズの最終章。描かれるのは最後の戦い。ヤマトは、ガトランティスを滅ぼす力・ゴレムを奪取すべく、都市帝国中枢に突撃する。ヤマトのトランジット波動砲が都市帝国を焼き、無数の砲火がヤマトを串刺しにする……という展開。「2202」では、古代進は理不尽ともいえる選択を迫られてきた。最終章で何を選ぶのかが見どころになる。「2202」のモチーフとなった「さらば」のラストは「特攻賛美」と言われたこともあった。「2202」はどのように最後を迎えるのかも注目される。

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