TAAF2019:「ゆるキャン△」監督が語るアニメの動き 「動きにはポイントがあるはず」

「東京アニメアワードフェスティバル2019」のシンポジウム「『動きのコンペティション』講評とシンポジウム」の様子
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「東京アニメアワードフェスティバル2019」のシンポジウム「『動きのコンペティション』講評とシンポジウム」の様子

 国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2019(TAAF2019)」(同実行実行委員会・日本動画協会主催)のシンポジウム「『動きのコンペティション』講評とシンポジウム」が11日、豊島区庁舎(東京都豊島区)で開催され、アニメーターや演出家がアニメにおける動きについて語り合った。

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 「ゆるキャン△」の監督を務めた京極義昭さんは、アニメの動きについて「動きにはいろいろあるけど、例えば、歩いている時、歩いていると思わせるポイントがあるはず。そのポイントを押さえると動いているように見える。動きを正確に再現したらいいというわけでもない」と語った。

 シンポジウムでは「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「電脳コイル」などに参加してきた井上俊之さんと京極さんが、公募企画「動きのコンペティション」に寄せられた短編アニメを講評した。井上さんは公募作品について「アングルの選択がまずいのかもしれない。何が起こっているかが伝わらない。何も知らない人が見ていることを前提にしないといけない」と厳しくコメントした。

 TAAFは、アニメ文化と産業の振興や新たな人材の発掘、育成を目的に2014年から開催されており、今年で6回目。11日まで。

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