中島健人:土屋太鳳をバックハグ… 「砂の器」“ラブシーン”カット公開

28日放送の特別ドラマ「砂の器」のワンシーン(C)フジテレビ
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28日放送の特別ドラマ「砂の器」のワンシーン(C)フジテレビ

 俳優の東山紀之さんが主演するフジテレビの開局60周年スペシャルドラマ「砂の器」の最新シーン写真が13日、公開された。アイドルグループ「Sexy Zone」の中島健人さん扮(ふん)する天才作曲家・和賀英良が、土屋太鳳さん演じる英良の愛人・成瀬梨絵子を後ろから抱きしめる“ラブシーン”のカットで、同作を演出した河毛俊作監督は2人の演技を絶賛している。

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 スペシャルドラマは松本清張原作。2018年ハロウィーン当日の東京・渋谷で、撲殺死体が発見され、捜査1課の刑事・今西栄太郎(東山さん)が独自捜査に乗り出す。作曲家の英良(中島さん)は、完璧な殺害の後で、協奏曲「宿命」の作曲に没頭していたが、父・本浦千代吉(柄本明さん)との秘密を暴かれそうになり……というストーリー。

 ドラマの河毛俊作監督は、中島さんと土屋さんに「一般的なラブラブな物語ではない、虚脱した状態、ぎりぎりの愛。(19)70年代のフランス映画のイメージだと伝えました。今作において、恋愛というのは幸せになるためのものではない、自分を失い転げ落ちていくもの……そういうイメージでやってください」と演技指導したといい、2人の演技について「感じ取る力があり本当によくやってくれた」と絶賛。

 さらに、河毛監督は「英良を演じる中島さんの表情は、エゴイスティックな中にもしっかりと切なさがあふれていて、重層的。(1960年フランスとイタリアの合作映画)『太陽がいっぱい』のアラン・ドロン的な魅力があふれていました。梨絵子とのベッドシーンも美しかったし、別れのシーンもとくに良かったと思います」とコメント。

 また、土屋さんについて「梨絵子は天使でもあり悪魔でもあり、普通の恋愛ドラマとは違う難しい役だと思います。衣装合わせのときに梨絵子はコートにロールアップしたデニムを合わせるなどある意味ストイックな女性で“ジェーン・バーキンがイメージ”と土屋さんに伝えたのです。すると、土屋さんから“私もジェーン・バーキンが好きです”と言われ、すぐにのみ込んでくれたのが良かった」と振り返っている。

 スペシャルドラマ「砂の器」は28日午後7時57分から放送。

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