ワンピース エッグヘッド編
第1154話 秘策の真相 ベガパンクの勝利宣言
12月21日(日)放送分
国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2019(TAAF2019)」(同実行実行委員会・日本動画協会主催)が8~11日、東京・池袋で開催された。TAAFは、アニメ文化と産業の振興や新たな人材の発掘、育成を目的に2014年から開催されており、今年で6回目。アニメの「過去を見直す、今を見つける、将来を見通す」映画祭となった。
あなたにオススメ
朝ドラ:来年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
TAAFでは、日本国内で未興行の世界のアニメを対象にしたコンペティション部門、日本国内で発表されたアニメを対象としたアニメ オブ ザ イヤー部門などを選定。コンペティション部門にノミネートしたフランス、ドイツ、ポーランド、ロシア、韓国、中国など世界中の長編、短編アニメを上映した。高畑勲監督の追悼企画のほか、ワークショップ、シンポジウムなども行われた。
TAAFの各イベントは、新作アニメが発表されたり、人気声優が続々と登場することもなく、派手さにはやや欠けるところがある。だが、「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」のキャラクターデザイン、作画監督として知られる小田部羊一さんら“レジェンド”の話を聞くことができるなど、他にはない企画が用意されているのはTAAFならではだろう。
特に、高畑監督の追悼企画が豪華だった。1981年に公開された名作「じゃりン子チエ 劇場版」が上映され、同作の原画を手がけた友永和秀さんが、高畑監督との仕事について「高畑さんが理論的に飲み屋の広さ、空間をレイアウトで説明してくれるんですよ。それを意識しながら芝居をつけていきました。カットの意味を言語化してくれた」と振り返るなど貴重な話を聞くことができた。
シンポジウム「『動きのコンペティション』講評とシンポジウム」で、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「電脳コイル」などに参加してきたアニメーターの井上俊之さんが若いクリエーターに、日本のアニメだけでなく世界中のアニメを見て、勉強することを勧めたり、厳しくアドバイスする場面もあった。中国のクリエーターが台頭しつつある中で、日本のアニメの現状を危惧する現場の声も聞かれた。
フェスティバルディレクターの竹内孝次さんは、授賞式でコンペティション部門やアニメ産業の社会的地位の向上に大きく貢献した人を選定する功労部門のコンセプトを「過去を見直す、今を見つける、将来を見通す」と説明していた。このコンセプトは、映画祭全体で目指していたところでもある。
子供を対象したアニメ制作のワークショップ「アニメ水族館」が開催されたたほか、「コードギアス」シリーズや「名探偵コナン」のスタッフによるトークショーも開催されるなど若いアニメファンに向けた企画もあった。偉業を振り返りつつ、若いアニメファンも楽しめる。さらに、子供にアニメの素晴らしさを伝え、未来にバトンをつないでいこうとする。冒頭でも書いたように一見、派手さには欠けるところもあるが、アニメの過去、現在、未来について考えさせられる4日間となった。
太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を生きた若者たちを描いた武田一義さんのマンガが原作の劇場版アニメ「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の入場者プレゼントとして、武田さんが描き下ろし…
アニメ化もされた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で知られる暁佳奈さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「春夏秋冬代行者 春の舞」が2026年春に放送されることが分かった。「チ…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された堀越耕平さんのマンガ「僕のヒーローアカデミア」のアニメ10周年プロジェクトの一環としてコンサート「『僕のヒーローアカデミア』INコンサー…
「月刊コミックアライブ」(KADOKAWA)で連載中の蒼木スピカさんの“ラブコメ×怪獣”マンガ「乙女怪獣キャラメリゼ」がテレビアニメ化され、2026年にTBS、BS11で放送され…
藤本タツキさんの人気マンガが原作のアニメ「チェンソーマン」の劇場版アニメ「チェンソーマン レゼ篇」の興行収入が98億円を突破したことが分かった。観客動員数は641万人を突破するな…
2025年12月22日 18:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。