ONE PIECE:劇場版最新作「STAMPEDE」のゲスト声優に大ファンのユースケ、さしこ、南キャン山里

アニメ「ONE PIECE STAMPEDE」にゲスト声優として出演する(左)から「HKT48」の指原莉乃さん、ユースケ・サンタマリアさん、「南海キャンディーズ」の山里亮太さん (C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会
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アニメ「ONE PIECE STAMPEDE」にゲスト声優として出演する(左)から「HKT48」の指原莉乃さん、ユースケ・サンタマリアさん、「南海キャンディーズ」の山里亮太さん (C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会

 尾田栄一郎さんの人気マンガが原作のアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」の劇場版最新作「ONE PIECE STAMPEDE(スタンピード)」(8月9日公開)にゲスト声優としてユースケ・サンタマリアさん、アイドルグループ「HKT48」の指原莉乃さん、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さんが出演することが26日、明らかになった。ユースケさんと山里さんは連載開始当初から「ONE PIECE」を読み続けているファンで、指原さんはブログでトラファルガー・ローへの愛を爆発させたことも話題になった。「ONE PIECE」愛にあふれた3人が劇場版に出演する。

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 ユースケさんはルフィたちを海賊万博へ誘う怪しげな男のブエナ・フェスタ、指原さんはビジョビジョの実の能力を使う歌姫アン、山里さんは海賊万博を熱くする司会者のドナルド・モデラートをそれぞれ演じる。

 フジテレビの梶本圭プロデューサーは3人の起用理由を「ワンピース放送20周年記念ということで、作品に関わる方は長くワンピースを愛していただいている方にしたいという思いがありました。いわばワンピースファンの代表として声優に挑戦していただきたいなと思っております」と説明している。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子の青年・ルフィが、海賊王を目指して仲間とともに大海原を冒険する姿を描いたマンガ。1997年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載がスタートし、99年からテレビアニメが放送されている。ハリウッドで、実写ドラマ化されることも話題になっている。

 劇場版は「海賊の、海賊による、海賊のための世界一の祭典 海賊万博」が開催され、華やかなパビリオンが立ち並ぶ島に、麦わらの一味や最悪の世代をはじめとする世界中の海賊たちが集結する。海賊万博の目玉イベント「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」で、海賊たちによるお宝争奪戦が繰り広げられる。

 ◇ユースケ・サンタマリアさんのコメント

 テレビアニメ20周年の記念すべき作品に参加できてとても光栄です。たくさんのワンピースファンの芸能人がいる中で、なぜ僕にオファーが来たのかいまだに謎です(笑い)。渋いチョイス。謎のチョイス。一周してセンスいいなって思いました(笑い)。僕はただ一ファンとしてワンピースが大好きなので、その世界観の中に自分が参加することを想像したことがないんです。それ以上を望んでもいなかったんですけど、狙わなかったのが今回のこの結果につながったのではないかな、と。無欲の勝利ですね(笑い)。

 中学生のころから「週刊少年ジャンプ」を買っていて、当時と変わらず48歳になった今でも毎週月曜日を心待ちにしているんです。リアルタイムで1話から読んでいるし、もちろん全巻単行本も持っています。本当にただのファンですね(笑い)。ワンピースにはものすごくたくさんの伏線、謎があって、それがゆっくり解き明かされていく。その中で読者が勝手に予想して、もっと驚く展開に裏切られることの連続。ワンピースの謎を解くことは、この僕らが住んでいる世界の秘密を解くことにつながっていると思うんです。だから、子供も大人も老若男女みんなが夢中になるんじゃないでしょうか。エピソードとしては、ドレスローザ編は好きだし、頂上決戦は燃えに燃えましたね。今やっているワノ国編の展開も楽しみです。

 僕が演じる海賊万博の主催者、祭り屋のブエナ・フェスタは、僕とは全くかけ離れたキャラクターで、迫力があり、インパクトのある見た目。でも一発で好きになっちゃいました。お話をいただいたときは、突然出てきて、ワーッとしゃべって、スッと消えるようなキャラクターかと思っていたんです。でも実際に台本を読んでみたら、映画が僕のナレーションから始まっていて、かなりせりふの量もあって……。怖くなってしまって、そこからまだ読んでいません(笑い)。

 絶対に断ることはなかったんですが、思った以上に大変なものを引き受けてしまったな、とそこで気づきました。まだアフレコまで時間があるので、きっちり物語に入り込める状況を整えて、集中して読み込みたいと思います。自分なりに役作りをしてすごいものをお見せしたいと思います。今までに培ってきたスキルすべてと、あまり声優をやったことがないということを逆に武器にして、絶妙な魅力を出していきたいと思っています。そうしないとルフィたちに失礼だから。期待してください! 目撃者になってくれ!! 頼む!

 ◇指原莉乃さんのコメント

 オファーをいただき、とても驚きましたが、とにかくうれしかったです! ワンピースとの出会いは、小学生のころに、兄が読んでいたのを見て、なんとなく読み始めたのがきっかけです。その頃は何となく読んでたんですが、小学生から大人になるにつれて、そのときの自分の心境によって毎回感動するポイントが違うことがとても魅力的です。

 トラファルガー・ローが好きなので、彼の出てくるエピソードは全部好きです。ローが好き!といろいろなところで話していたら、ローの格好で握手に来てくださる方もいたりするくらい。けれど私の中でローの理想が高すぎて、ファンの方に「全然違うよ?」って言ってしまうくらい大好きです(笑い)。

 今回私が演じさせていただく歌姫アンは可愛いくて、ちょっとセクシーな女の子なのでプレッシャーを感じています。皆さんの足を引っ張らないように、アフレコへ向けて練習してしっかり歌姫アンを務めたいと思います。頑張ります!

 ◇山里亮太さんのコメント

 ついに来たかって感じですね! オファーを待ってましたよ! ワンピースは「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった時からずっと読んでいて、それからずっとファンです。自分の喜怒哀楽のマックスはすべてワンピースの中で体験していると思っています。ボロ泣きした回もあれば、めちゃくちゃ笑った回もあります。ワンピースはそういうすべてが詰まっているところが好きです。

 一番いいシーンと聞かれると、サンジの別れのシーンでの「クソお世話になりました!」とかは泣けますし、他にもたくさんあると思うんですけど……。僕が一番いいシーンっていったら、実はね、そこではなくてですね。スリラーバーグで登場するドクトル・ホグバックのシーンなんですよ。僕的にホグバックにいろいろとシンパシーを覚えていて、心をつかんで離さないんです。皆さん都市伝説的に聞いていると思うんですけど、ホグバックは僕を基にデザインしたんじゃないかというウワサが流れているんですよね。これ本当で、尾田さんにも確認したんです! うれしかったんですが、ただ、あるとき、ホグバックが豹変(ひょうへん)してシンドリーちゃんに「お前なんか俺のいうことを聞いてりゃいいんだよ」的なことを言うんです……。尾田さんにそう映ってるのか!?とヒヤリとしました。

 今回の劇場版ゲスト声優のお話をいただいたとき、私、ちょっとテングだったのかな? 麦わらの一味に入る誰かだと思ったんです。まあそれはちょっと言い過ぎかなっと思ってますが(笑い)。でも実際にいただいた役が、ルフィたちが戦う海賊万博を司会進行していくというこれまた光栄な役ですよ。ありがたいとしか思えないですね。見た目はゾロとかみたいな格好いい感じかなーなんて勝手に思っていたんですけど……。ただ……もう少しシュッとしている人でもよかったかなって。ぜいたくですよね(笑い)。だからどこかのタイミングで「スベスベの実」があったらそれを食べて、またシュッとしたバージョンで出れたらなって。ぜいたくかなー(笑い)。

 本当に夢がかなうってことあるんですね。ルフィたちとついに会話ができると。こんなにうれしいことはないということで、全身全霊、全力でやらせていただきます。本当に光栄です。周りからめちゃくちゃうらやましいってたくさん言われると思うんです。あの世界に自分が入れるなんて、そんな光栄なこと、ちゃんと全力で応えないとバチがあたると思いますので完璧にやりたいと思います。一回ルフィたちと写真だけ撮ってもらおうかと思ってます(笑い)。頑張ります!

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