アイドルグループ「乃木坂46」を3月31日に卒業したばかりの衛藤美彩さんが9日、日生劇場(東京都千代田区)で行われたミュージカル「笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-」の初日公演を前に会見。今作が卒業後初めてのミュージカル出演となる衛藤さんは「けいこ中はまだ(グループに)在籍していましたが、気持ちとしては卒業後の1作目。新しいスタートみたいな感じで『頑張るぞ』という気持ちでいっぱいです」と笑顔で語った。
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会見には、共演の浦井健治さん、元宝塚歌劇団の夢咲ねねさん、朝夏まなとさんも出席。“卒業”を経験している夢咲さんは「(宝塚退団は)はるか昔(笑い)。卒業した時の感覚とか、次の違う世界に飛び立とうとしている美彩ちゃんを見て、懐かしいというか、自分もこうだったのかなと。あの時の感覚が蘇ったりして刺激をもらっています」と話し、朝夏さんも「新しい世界に一歩踏み出す時って、すごくワクワクしていた思い出がある。美彩ちゃんも輝かしい未来へ突き進むぞみたいなエネルギーが出ていて、私も刺激を受けています」と語った。
2人の話を聞いていた衛藤さんは「同じデア役のねねさんは、けいこの時、『卒業して自分自身になったら自由だし、今までグループの色を考えていたかもしれないけど、自分の色をどんどん出していって大丈夫だよ』とアドバイスをくださった。今(2人の)エールを受けて、私の初日は明日ですが、今日私も初日という気持ちで頑張りたい」と意気込んでいた。
「笑う男」は、「レ・ミゼラブル」で知られるビクトル・ユゴーの小説が原作。見せ物として口を裂かれ、醜悪な笑みを貼り付けられた少年グウィンプレン(浦井さん)が、真実の愛を見つける物語。衛藤さんは夢咲さんと共にヒロインのデアを演じる。
日生劇場(東京都千代田区)で9~29日、御園座(名古屋市中区)で5月3~6日、新川文化ホール(富山県魚津市)で同月10~12日、梅田芸術劇場(大阪市北区)で同月16~19日、北九州ソレイユホール(北九州市小倉北区)で同月25~26日に開催される。