横浜流星:飯豊まりえと制服姿で切ない表情 主演映画の新場面写真公開

映画「いなくなれ、群青」のワンシーン(C)河野裕/新潮社 (C)2019映画「いなくなれ、群青」製作委員会
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映画「いなくなれ、群青」のワンシーン(C)河野裕/新潮社 (C)2019映画「いなくなれ、群青」製作委員会

 俳優の横浜流星さんが主演する映画「いなくなれ、群青」(柳明菜監督、9月公開)の新場面写真が12日、公開された。場面写真は、制服姿の七草(横浜さん)と真辺由宇(飯豊まりえさん)が意味ありげに切ない表情でたたずんでいる姿を収めている。また、遠くを見つめる七草と真辺を写したそれぞれのカットも公開された。

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 原作は実写映画化やアニメ化もされたライトノベル「サクラダリセット」の作者・河野裕さんの同名青春ミステリー小説(新潮文庫nex)で、第8回「大学読書人大賞」も受賞している。ミステリアスな雰囲気の七草と凛々しい少女・真辺が奇妙な島・階段島で出会う……というストーリー。

 ◇横浜流星さんのコメント

 世界観が幻想的ですてきで、ミステリーだけどファンタジー要素も含まれているところにひき込まれました。何より10代に感じる繊細な心情や言葉や表現に魅了され、2人の恋よりも純粋な関係に温かく愛(いと)おしい気持ちになれる作品です。

 僕が演じる七草は、真辺との再会をきっかけに島の謎や事件に関わっていくことになります。その中でいろいろな感情に駆られますが、感情を表に出さない少年です。七草と真辺の空気感を大切に、七草の繊細さを丁寧に演じました。

 ◇飯豊まりえさんのコメント

 私が演じさせていただいた真辺由宇は、階段島という異質な閉鎖的空間の中で、唯一、島から出ることに立ち向かおうとする理想を強く持ち、自分の気持ちに正直で素直な女の子です。人が成長していく過程で忘れてしまうもの。記憶から捨ててしまうもの。誰しもが必ずは経験があると思います。

 この作品に出会ってくださった方の中にある「忘れられない捨てたい記憶」。それら、自分の弱い部分を許して受け入れるきっかけになりますように。

 ◇柳明菜監督

 映画化するにあたり、この作品独特の世界観を大切にしたく、脚本を作る上ではセリフ回し、撮影に向けてはロケーションや映像面での挑戦が多い作品でした。七草を演じる横浜流星さん、真辺を演じる飯豊まりえさん、お二人の空気感とエネルギーに加え、熱量の高い役者陣によって、純度の高い作品に仕上がったと感じています。

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