eスポーツ:「体を動かすかどうかでスポーツか決めるのはナンセンス」 浜村弘一JeSU副会長がコメント

浜村弘一ファミ通グループ代表
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浜村弘一ファミ通グループ代表

 ゲーム誌「ファミ通」の編集長などを務めた「Gz(ジーズ)ブレイン」の浜村弘一ファミ通グループ代表は25日、東京都内で開かれたセミナーで、対戦型のテレビゲームを「スポーツ」として扱う「eスポーツ」について、スポーツと見なさない考え方について、「体を動かすかどうかでスポーツか決めるのはナンセンス」と話した。

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 日本eスポーツ連合(JeSU)副会長も務める浜村代表は、クレー射撃やモータースポーツなど、あまり体を動かさないものがスポーツとして認められている一方で、AR(拡張現実)や「Wiiスポーツ」など、eスポーツの中にもアクティブなものがあることを指摘。さらに、現在放送中のNHK大河ドラマ「いだてん」の第1話で、嘉納治五郎が、ストックホルム五輪に選手を連れて行こうとして、「遊びに金を使うな」という日本体育会と対立したエピソードに触れ、「当時、徒競走、陸上はただの遊びだと言われていた。ところが今になって陸上の人たちがeスポーツはスポーツじゃないと言っている」と不満を漏らした。

 一方で、サッカーや野球など実際のスポーツをゲームで再現したものを「スポーツe」とみなす考え方や、国際パラリンピック委員会が初のオフィシャルゲーム「THE PEGASUS DREAM TOUR」を発表したことも紹介。新たな展開に期待感を示した。

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