ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
人気マンガを実写化した連続ドラマ「賭ケグルイ」(MBS・TBS系)の劇場版「映画 賭ケグルイ」(英勉=はなぶさ・つとむ=監督)に出演している福原遥さん。演じるのはオリジナルキャラクターの歩火樹絵里(あるきび・じゅえり)で、いつになくダークな雰囲気をまとい、ヒリヒリするような緊張感の中、“負の感情”を爆発させるようなシーンもある。「ピュア」「可愛らしい」といったイメージの強い福原さんだが、昨年20歳となり、着実に役柄の幅を広げているところ。3月まで放送された話題のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)、そしてこの「映画 賭ケグルイ」を経て、「もっともっとたくさんのことを伝えて、自分たちの時代を作っていけるくらい、そういう役者になっていきたいって強く思うようになりました」と自覚する福原さんに映画はもちろん、芝居に対する今の思いを聞いた。
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「賭ケグルイ」は、マンガ誌「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)で2014年3月から連載中の河本ほむらさん作、尚村透さん画のマンガ。勉強や運動ではなく駆け引き、読心術、勝負強さなどギャンブルの強さがすべてを決める私立百花王学園を舞台に、謎多き転校生・蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)の登場で学園の階級制度に異変が起こる……というストーリー。浜辺美波さん主演で18年にテレビドラマ化された。
劇場版では、生徒会長の桃喰綺羅莉(ももばみ・きらり、池田エライザさん)と夢子(浜辺さん)との勝負に期待が高まる中、学園内では“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げる白装束集団「ヴィレッジ」が台頭し、生徒会との対立が深まる。ヴィレッジ解体と夢子潰しをたくらむ生徒会は、全校生徒をタッグで強制参加させる「生徒代表指名選挙」の開催を宣言する……。福原さん演じる歩火は、かつて生徒会長にギャンブルで敗れた過去を持つヴィレッジの幹部。ヴィレッジ存続のため、自ら「生徒代表指名選挙」へと身を投じる、物語の重要人物だ。
福原さんは「歩火は正義感の強い、芯のある、すごくしっかりとした女の子って印象が強い。でも内側には弱いものを持ってる、すごく人間らしいキャラクター。リーダー的な部分は私にはない要素で、ブレない強さやかっこよさを見せるというのは少し意識しました」と振り返る。
劇場版からの参加となった福原さんだが、実写「賭ケグルイ」の特色である感情をたぎらせるような芝居にも挑戦し、作品世界に見事に染まっている。「怖さは少しあったんですけど、監督が自由にやっていいいよって言ってくださって。私もドラマを見ていたからイメージしやすくて。その世界にちゃんと立てたなって手応えもありました」と笑顔。「キャストの皆さんもちょいちょいアドリブを入れて、楽しみながらやっているのを間近で見ることができて。決められたお芝居より、自由に楽しみながら演技する素晴らしさをこの作品で学ぶことができたような気がします」と話していた。
女優としてはもちろん、声優としても活躍し、「全部の出会いが今の自分を作っている」話す福原さん。「今、思うと(2016年のネットドラマ)『グッドモーニング・コール』に主演させていただいたのは大きくて。ここでお芝居の基本を、立ち位置から動き、あとは楽しさも教わったので“転機”となった作品かもしれません。あと『3A(3年A組)』はこれからも、自分にとって思い入れのある作品になっていくんだなって思います」としみじみと語る。
タイプこそ違えど、「3年A組」も「賭ケグルイ」も、少なからず若者の群像劇としての側面を持ち、当然、同世代の俳優・女優陣との共演は、福原さんにとって刺激になったようで、元々「自分にしかできない伝え方だったり、人の心を動かせるようなお芝居をしたいって思いは常に持っていた」という福原さんだが、「『3A』だったり、この『賭ケグルイ』を通して、その思いがもっと強くなった」とも。
「特に『3A』はメッセージ性が強かったので、ちゃんと世に届いているんだなって感じることができた」といい、「もっともっとたくさんのことを伝えて、自分たちの時代を作っていけるくらい、そういう役者になっていきたいって強く思うようになりました」と、演じることへの気持ちの変化を明かしている。
また女優業を「人に勇気だったり笑顔を届けられるお仕事」と自覚する福原さんは、今後に向け「見てくれた人の心を動かしたり、人生を変えるまではいかないかもしれないですけど、何かのきっかけを与えられるような作品を作っていけたらなって思いますし、もっともっと勉強して、いろいろな引き出しを作って感動を届けられる人になりたいです」と力を込めていた。
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