女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第43回が20日放送され、“おんじ”の愛称で親しまれている泰樹(草刈正雄さん)が一人、牛舎でむせび泣く姿が描かれ、多くの視聴者の涙を誘った。
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第43回では、卒業式を終えた日、夕見子(福地桃子さん)のもとに、北海道大から封書が届く。緊張する柴田家の家族をよそに、さっと受け取る夕見子だったが、封書を持って2階に上がったきり戻ってこない……。心配する泰樹(草刈正雄さん)や富士子(松嶋菜々子さん)たちだったが、夕見子は合格通知書を握り締めて眠りこけていたのだった。その祝賀会と合わせて、なつ(広瀬さん)と雪次郎(山田裕貴さん)の送別会が開かれ……。
家族で唯一、送別会に行かずに牛の面倒を見ていた泰樹だが、その終盤、東京へと旅立つなつへの思いがあふれて、こらえきれないように涙。SNSでは「最後の最後におんじの涙にやられたー」「じいじの涙、エモすぎる」「やばい、おんじヤバい」といった反応のほか、「これはあかん」「せっかく一所懸命我慢したのにじいちゃんの嗚咽(おえつ)でもうダメ」「何よりも一瞬しか映らなかったじっちゃんの涙に涙腺崩壊した」などの声が上がっていた。
また同回には、剛男(藤木直人さん)が、東京行きを気にするなつに「裏切りじゃない、成長だ」と諭してから「ここまで成長してくれてありがとう」と感謝の言葉で送り出すシーンも。「なんてすてきなお父さんなんだ」「お父さんの言葉に救われるね」「大人が全ての若者に贈りたい言葉だ」と共感の声も。「剛男が連れてきてくれなかったら、ここにいる全ての人との出会いはなかったんだな」「剛男さんからそう言ってもらえてなつは幸せだ」としみじみとする声もあった。
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