女優の川栄李奈さんが21日、俳優の廣瀬智紀さんと結婚、妊娠を発表後、初の公の場となる東京都内で開催された映画「泣くな赤鬼」(兼重淳監督、6月14日公開)の完成披露試写会に登場した。
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イベントには堤真一さん、柳楽優弥さん、竜星涼さん、兼重監督も登場した。劇中で、先生と生徒役で出演した堤さんとの関係性について聞かれた柳楽さんは、「先生と“教師”役で……」と間違い、周囲が笑いで包まれると、柳楽さんは川栄さんに「おめでとうございます」とごまかしつつ祝福の言葉をかけ、川栄さんは「ありがとうございます」と満面の笑みを見せていた。
退出時には、報道陣から「おめでとうございます」と声を掛けられ、無言ながらも会釈して、会場を去った。左手の薬指には指輪はしていなかった。
映画は重松清さんの短編集「せんせい。」(新潮文庫)の一編を実写化。日に焼けた赤い顔と鬼のような熱血指導から「赤鬼先生」と呼ばれていた城南工業野球部監督の小渕隆(堤さん)は、甲子園出場一歩手前まで行くも夢かなわず、今では、定年間際の中年になっていた。ある日、かつての教え子のゴルゴ(柳楽さん)と偶然、病院で再会。野球で挫折し、高校を中退したゴルゴは、雪乃(川栄さん)と結婚して家庭を築いていた。ゴルゴが末期がんで余命半年だと知った小渕は、「野球をやりたい」というゴルゴの願いをかなえるために動き出す……というストーリー。