大森南朋:法医学サスペンスで民放連ドラ単独初主演 韓国人気ドラマ「サイン」を松雪泰子、仲村トオルらでリメーク

7月から放送される連続ドラマ「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」に出演する(左から)仲村トオルさん、松雪泰子さん、大森南朋さん、飯豊まりえさん、高杉真宙さん=テレビ朝日提供
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7月から放送される連続ドラマ「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」に出演する(左から)仲村トオルさん、松雪泰子さん、大森南朋さん、飯豊まりえさん、高杉真宙さん=テレビ朝日提供

 俳優の大森南朋さんが、テレビ朝日で7月期に放送される連続ドラマ「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」で主演を務めることが28日、分かった。ドラマは、韓国で2011年に放送された人気法医学サスペンス「サイン」のリメークで、大森さんのほか、松雪泰子さん、飯豊まりえさん、高杉真宙さん、仲村トオルさんが出演する。

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 原作となる韓国ドラマ「サイン」は、さまざまな事件の真相を追い求める無骨な天才法医官と新人女性法医官が、真実を隠蔽(いんぺい)しようとする絶対的権力に立ち向かっていく姿を描き、最高視聴率25.5%を記録。「大韓民国コンテンツアワード」の放送映像グランプリ分野で大統領賞も受賞した。

 今回の日本版リメークは、「日本法医学研究院」という厚労省と警察庁共管の架空組織が舞台。遺体の声なき声に耳を傾け続ける法医学者たちが、不都合な事実を隠蔽する権力社会に立ち向かっていく姿が描かれる。

 大森さんは、愚直なまでに真実と正義を追求する偏屈かつ無頼な主人公の解剖医・柚木貴志(ゆずき・たかし)を演じる。松雪さんは女性初の捜査一課長を目指す野心家管理官・和泉千聖(いずみ・ちさと)、飯豊さんは柚木の助手となる新人解剖医・中園景(なかぞの・けい)、高杉さんは生意気だが正義感あふれる千聖の部下・高橋紀理人(たかはし・きりと)、仲村さんが柚木らの前に立ちはだかる、権力に寄り添う国立大の法医学教授・伊達明義(だて・あきよし)をそれぞれ演じる。

 大森さんは「前回出演させていただきましたテレビ朝日さんの連続ドラマ『BORDER』(14年)では“絶対的悪”を体現する男を演じました。今回は“正義と真実”を追い求めていく真逆の役。松雪泰子さんをはじめ、素晴らしい俳優さんたちともご一緒できるので、楽しみながら誠実に、今まで以上に真面目に取り組んでいこうと思います。今回は民放連続ドラマ単独初主演。どういう感じがちょうどいいのかまだ分からないので、加減を確かめながら、現場を盛り上げていきたいです」とコメント。

 続けて「柚木はすごく真っすぐで、自分が信じているものに対して疑いがない人。だからこそ、目の前に立ちはだかる矛盾にあふれた世の中と常に戦っている人……という印象を持っています。俳優にも似た部分があるので、僕自身も柚木の生き方にはわりと共感します。彼のそういった真っすぐな部分と、そうではない人間っぽさのコントラストをうまく表現して、皆さんがあまり見たことのないドラマになればいいな、と思います」と語っている。

 ドラマは、7月から毎週木曜午後9時に放送。

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