海に眠るダイヤモンド
第2話 スクエアダンス
11月3日(日)放送分
俳優の高橋一生さん主演の連続ドラマ「東京独身男子」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分)が6月8日、最終回を迎える。ドラマは、人並み以上の容姿を持ち、スペックも高く、気の合う仲間とつるみながら、独身ライフを楽しむ「AK(あえて結婚しない)男子」3人のラブコメディーで、毎話恋愛の「アジェンダ」(行動指針)が提示されてきた。AK男子たちの恋愛における“学び”のようなものとして登場してきたアジェンダを振り返ってみよう。
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ドラマは、高橋さんが大手銀行勤務の石橋太郎、斎藤工さんがバツイチで審美歯科クリニック院長の三好玲也、滝藤賢一さんが法律事務所のボス弁護士・岩倉和彦をそれぞれ演じる。
第1話では、太郎が元恋人の竹嶋舞衣(高橋メアリージュンさん)と再会し、思いが再燃するも、舞衣に婚約者がいることが分かり、太郎は恋に破れたと落ち込む。舞衣のSNSのアイコンが結婚を控えていることを暗に示す描写があり、このアジェンダが生まれた。第1話終盤では、舞衣のSNSに「小休止」という投稿があり、アイコンが変更されたため、太郎は心境の変化があったのではないかと推測。再び舞衣にアタックしようと意気込む。
第2話では、舞衣に誘われ、太郎らAK男子は温泉旅館へ行くことに。そこに、舞衣の婚約者・糸井立樹(早乙女太一さん)も居合わせ、太郎は対抗心を燃やす。しかし、この旅行で太郎は舞衣の気持ちが自分にないことを改めて思い知らされる。太郎は舞衣が「何を考えているのか、誰が好きなのかずっと分からなかった」と振り返り、それは「舞衣は何を考えているか分からないんじゃなくて、ただ俺のことをそこまで好きじゃないってだけ」と気づく。「好きなら分かるよ。好きってあふれちゃうもんだから。それが伝わらないってことはそこまで好きじゃないってこと」と説明した。
第3話では、昔から太郎に思いを寄せていた三好かずな(仲里依紗さん)が、太郎へ猛アタックする。戸惑う太郎に岩倉の父・和雄(小野武彦さん)は、かずなが傷つかないうちに離れたほうがいいと進言。「男は好いとらん女からグイグイこられても、いっちょん心は動かん」と話し、男性がアタックされて“落ちる”のは、もともと「アリ」と思っていた女性だと説明する。ここでは、「女性の方が好みでもない男性に言い寄られた時の範囲が広い」と男女の違いについても語られた。このアジェンダは、男の本音を示す裏アジェンダとして“認定”された。
第4話では、AK男子たちが出会いを求めて、パーティーに繰り出す様子が描かれた。そこで、太郎は初対面の女性に気に入られ、ホテルの部屋で襲われそうになるという散々な目に遭う。その経験をきっかけに太郎はかずなの魅力に気づき、彼女をバックハグする場面が描かれた。「もう出会いはいらない」という太郎にかずなは女性の立場から「出会いを探すとき一番要注意なのはゴジラ女子。最初はいい人そう。デートしたら態度が変わる。怒ったら別人。結婚したら豹変(ひょうへん)……」と説明した。
第5話では、太郎とかずなの関係が進展しようかという矢先、結婚し海外へ行ったはずの舞衣が太郎の前に現れる。慣れない海外での新婚生活で起こったけんかをきっかけに帰国したといい、行くあてのない舞衣は太郎の家に泊まることに。AK男子たちは、この現象を「ブーメラン現象」と分析。男女が付き合っている間は、尽くす方と尽くされる方に分かれるといい、「愛をもらった分、尽くされた方は忘れられず、何かあるとその人を思い出すし、いざ何かあると、その人に戻ってしまう」と語り、「尽くすと相手は戻ってくる 恋のブーメラン現象」というアジェンダが生まれた。
同話では、かずなの「女の涙には要求が隠れてる」という名言も登場した。気持ちが不安定な舞衣は、太郎の前で意味深な涙を見せる場面があり、太郎はかずなの存在がありながらもそれを放っておけない。そんな太郎を見てかずなは「女の涙には要求が隠れてる。太郎ちゃんに突きつけてる。『自分を見て』ってね……」とこぼした。この名言にSNSでは「その通りだな」「これはかなり的確!」と共感する声も見られた。
第6話では、太郎が人間ドックへ行った結果、再検査を受けることになり健康問題について考えさせられる。また、元妻・薫(野波麻帆さん)の訪問を受けた三好は、夫婦時代に購入した墓が欲しいといわれ「墓問題」に直面するなど、AK男子の将来の不安というリアルな部分が描かれた。そんな同話で太郎が生み出したのがこのアジェンダ。前話でかずなに「太郎ちゃんが好きなのは、自分自身」と強烈な一言を浴びせられた太郎は、かずなと改めて話をしようとするも、彼女が別の男性と親しくしている場に居合わせてしまう。
第7話では、太郎の母・寿美代(萬田久子さん)の言葉からアジェンダが誕生した。太郎によると、寿美代は「恋愛をする時は相手の良いところばかりを見ろ。結婚するんだったら、相手の欠点から目をそらすな」と話していたという。欠点に「目をつぶれ」ではない。妥協は大事であるが、それは欠点を見て見ぬふりするのではなく、相手を認めた上で受け入れる“前向きな妥協”だと語られた。
このようにさまざまなアジェンダが登場した「東京独身男子」。こじらせ男子だった太郎がさまざまな経験をへて変化し、第7話ラストではついにかずなに「他のどこにも行くな。好きだ」と告白した。あえて結婚しない“AK男子”は、最後にどんな選択をするのか。注目したい。
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