阿部サダヲ:中村勘九郎から大河主役をたすきリレー 「いだてん」に“一軒家”から「帰ってきて」

会見に登場した中村勘九郎さん(左)と阿部サダヲさん
1 / 6
会見に登場した中村勘九郎さん(左)と阿部サダヲさん

 NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の主役たすきリレー会見が6月11日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれ、歌舞伎俳優の中村勘九郎さんと俳優の阿部サダヲさんが出席。報道陣から苦戦している視聴率についてコメントを求められた阿部さんは、「そんな気にしてなかった。『ポツンと一軒家』(の視聴率)がいいって話ですか。でも、そろそろもう一軒家ってそんなにないでしょう。(視聴者が『いだてん』に)帰ってくると思います。いや、帰ってきていただかないと」とちゃめっ気たっぷりに語った。

あなたにオススメ

 阿部さんの発言を隣で聞いていた勘九郎さんも、「第2部は(自身が演じる)金栗さんでは出会えない人たちと、(阿部さん演じる)田畑さんは出会っていく。高橋是清もそうですし、ヒトラーもムッソリーニも、近代日本史の有名人たちがこれからどんどん出てきます。(学校で)勉強した五・一五(事件)とか二・二六(事件)とか、太平洋戦争というのがあり、その中のスポーツ、オリンピックが初めて開催されるまでの物語がこれから始まる。だから『ポツンと』を見ている人も帰ってきてほしい」と呼びかけていた。

 第2部で主人公・田畑政治を演じる阿部さんは、「田畑さんがたばこを逆に吸っちゃったとか、いろんなエピソードあるんですが、結構史実に基づいたもの。本当にやってたらしいです。これやってないだろうと思って見られる方もいるかもしれないですけど、やってたらしいです。基本的にアドリブはないです」とアピールしていた。

 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三(かなくり・しそう)、阿部さんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。

 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は全47回。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。6月23日の第24回「種まく人」で第1部が幕を下ろし、同30日の第25回「時代は変わる」から第2部がスタートする。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事