なつぞら:視聴率上昇で好調続く 第62回21.7% 雪次郎、演劇に熱い思い…

NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん
1 / 1
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん

 女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第62回が6月11日に放送され、平均視聴率は21.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録。前日10日に放送された第61回20.7%から1.0ポイント上昇し、好調をキープした。

ウナギノボリ

 第62回では、咲太郎(岡田将生さん)に誘われ、劇団「赤い星座」の舞台を見に行ったなつ(広瀬さん)と雪次郎(山田裕貴さん)。終演後、2人は主演女優の亀山蘭子(鈴木杏樹さん)を紹介してもらう。居酒屋「風車」に帰ったなつは、興奮気味に亜矢美(山口智子さん)に舞台のことを報告。雪次郎は、周囲が驚くほどに冷静な視点で、物語について語り始める。やがてなつは、アニメーションの仕上げの新しい仕事であるトレースに挑戦することに……という展開だった。

 「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びたものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎、妹・千遥と別れ、父の戦友だった柴田剛男に引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。

 高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人、山田天陽から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリー。

テレビ 最新記事