特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」で主人公・宝生永夢役を演じた飯島寛騎さんが6月13日、東京都内で行われた主演舞台「ちょっと今から仕事やめてくる」の会見に登場。ブラック企業で働く若手社員の青山隆を演じる飯島さんは、主演舞台初日の心境を聞かれると「壁に立ち向かっていく若者の話で、周りの方々の支えもあり、厳しい教えもありで、それを乗り越えていく青山の姿をぜひ楽しみにしていただけたらと思います」とアピールし、「一つ一つ愛を持って、作品に挑んでいきたい」と意気込んだ。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
会見には飯島さんとダブル主演する鈴木勝吾さん、元アイドルグループ「℃-ute(キュート)」メンバーの中島早貴さん、葉山昴さん、田中健さんも出席。飯島さんは、今作が初共演となる鈴木さんの印象について、「何でも思ったことを迷わず言ってくれる。良くも悪くもですけど(笑い)。そう言ってくれるから、すごく分かりやすかったというか、頼りになる兄貴分だなと感じています」と明かした。
一方の鈴木さんは「若者らしい、この歳らしい真っすぐさと情熱があって、自分に哲学を持っている子だなと思いました」と飯島さんの印象を語り、「毎日誰よりも早くけいこ場に来て、せりふの練習を(していた)。舞台の経験が浅かったので自分でカバーしていく姿を見て、すごくたくましい役者さんになったなと、1カ月見ていて感じました」と信頼を寄せていた。
舞台は、第21回電撃小説大賞で「メディアワークス文庫賞」を受賞した北川恵海さんの同名小説が原作。2017年には俳優の福士蒼汰さんと工藤阿須加さんが出演した実写映画が公開され、今回が初の舞台化。深作健太さんが演出を手掛ける。
ブラック企業で働く青山(飯島さん)は、部長の尾高(田中さん)から叱責される毎日を過ごしており、ある日、疲労のあまり駅で意識を失い電車にはねられそうになるが、ヤマモト(鈴木さん)と名乗る男に救われる。青山には幼なじみだというヤマモトの記憶がなかったが、彼に出会ってから青山は本来の明るさを取り戻す。そんなある日、青山がヤマモトについて調べてみると、3年前に激務で自殺した男のニュースが出てくる……という内容。東京・渋谷の「CBGKシブゲキ!!」で13日から23日まで上演される。