西岡良仁選手:ウィンブルドン今夜開幕 「守るだけでなく自ら攻める」意気込み語る

西岡良仁選手 (C)Getty Images
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西岡良仁選手 (C)Getty Images

 プロテニスのグランドスラム(4大大会)のシーズン第3戦となる「ウィンブルドンテニス」がロンドンできょう開幕する。会場は、グランドスラム唯一の芝で、球足が速くバウンドが低い。そのためサーブやネットプレーなど短い展開で勝負できるかが重要なポイントとなる。男子シングルス1回戦でセルビアのヤンコ・ティプサレビッチ選手と対戦する西岡良仁選手がインタビューに応じ、意気込みなどを語った。

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 ――1年ぶりにこの会場に戻ってきて、芝での練習、今の気持ちはコンディション含めていかがですか?

 前哨戦に出られていないので、まだ芝に慣れきっていないと思います。自分のプレースタイル的にも得意ではないですけれども、しっかりとこういう速いコート、自分にも難しいかなと思うコートにしっかりと対応していければ、プレーの幅も広がっていくと思っています。この芝の速い展開のコートで、自分の課題である守るだけじゃなく自らが攻めていって、アグレッシブにプレーしていくということを、取り組もうとしている時なので、こういう速いコートでしっかりとそれができれば、勝ちにもつながってくると思います。今後においても重要な一戦になってくるかと思います。

 ――全仏オープンのクレーから芝に向けて、前哨戦に出なかったということで、クレーから芝への対応の難しさはありますか。また、この時間をどう有効的に使ったのかを、教えてください。

 日本ではずっとハードコートで練習していたので、クレーの感覚はもうないです。クレーコートシーズンが終わって、少し休んで、気持ち的にもリラックスをして。全仏では手首があまりよくなかったので、その影響で長期的に休みを取ろうということで、前哨戦までスキップしました。その間に日本でしっかりと体を作って、ウィンブルドンはもちろんそうですけれど、終わればアメリカシーズンがくるので、これから9月までの長いシーズンに向けて、3週間~3週間半くらいトレーニングをしっかりして、身体を作るという方に目線を向けてやっていたので、身体の状態はよくなっていると思います。

 ――1回戦の相手はヤンコ・ティプサレビッチ選手です。印象はどうですか?

 やったことはないと思うので、正直イメージしづらいですし、特にこの芝のコートでは、さらにイメージしづらいです。すごいビッグサーバーだったり、1発のショットで決めてくる選手ではないと思うので、多分ラリー戦になってくると思います。お互いベースライン上のプレーで、どうやってポイントを確保していくかになってくるはずなので、早いサービスでの展開力が、一つ重要になってくるかなと。いかに自分が集中して、少ないチャンスをもぎ取っていけるか、それが大事かなと思います。

 ――西岡選手にとってグランドスラムでここだけ唯一勝っていない大会です。それを踏まえて、改めて今大会への意気込みを聞かせください。

 今年のグランドスラムは全部1回戦ずつ勝っているので、調整的には短いですけれど、この芝でもなんとか、しっかりこういう中でも自分の出せるものを出していって、1回戦突破して、また新たに初の3回戦まで目指していけるように、頑張っていきたいなと思います。

 *……WOWOWでは大会の模様を7月1~14日に連日生中継する(7日は除く)。大会第1日は、1日午後6時45分からWOWOWプライムで無料放送。

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