千葉雄大:30歳の自覚? 将棋の「歩」のように「一歩一歩、丁寧にやっていきたい」

NHK・BSプレミアムの連続ドラマ「盤上の向日葵」 の試写会に出席した千葉雄大さん(左)と竹中直人さん
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NHK・BSプレミアムの連続ドラマ「盤上の向日葵」 の試写会に出席した千葉雄大さん(左)と竹中直人さん

 俳優の千葉雄大さんが8月30日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた連続ドラマ「盤上の向日葵」(NHK・BSプレミアム)の試写会に出席。過酷な運命を背負って棋士の頂点を目指した青年の半生をあぶりだす本格ヒューマンミステリーで、主人公の異端の棋士を演じた千葉さんは、「タイトなスケジュールの中で、流れていきそうになる瞬間もあるんですけど、一歩一歩、将棋の駒でいうと『歩』のように、一つ一つ丁寧にやっていきたいというのが30歳になって思うこと。それは、自分的には実践できたかなと思います」と振り返った。

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 また、千葉さんは「もちろん後から『ああすれば良かったな』とか、反省はあるんですけど。そのとき出せるすべてを正解にしないと先に進めない自分がいる」ときっぱり。「今、30歳で、それがいいのかは分からないんですけど、自分の中で、役に寄り添うことが大事になると思っています」と語った。試写会には共演の竹中直人さんも出席した。

 ドラマは、「孤狼の血」の柚月裕子さんの小説が原作。平成6(1994)年。埼玉の山中から白骨遺体が発見。県警の石破刑事(大友康平さん)と奨励会を退会して警察官になった佐野(蓮佛美沙子さん)は、遺体とともに埋められていた初代・菊水月作の名駒の所有者を捜査することに。 同じころ、奨励会を経ずに実業界から転身してプロになった異端の棋士・上条桂介(千葉さん)は、タイトル6冠保持者の壬生芳樹との竜昇戦に挑んでいた。

 序盤戦で勝利した上条は、将棋雑誌の取材を受ける最中、故郷の諏訪でゴミに出された将棋雑誌を拾っていた幼少時代を思い出す……というストーリー。NHK・BSプレミアムで9月8日から毎週日曜午後10時に放送される。

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