広瀬すずさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、9月2日から第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」に入る。なつ(広瀬さん)は、坂場(中川大志さん)から「大草原の小さな家」という本を手渡され、これを原作に一緒にテレビ漫画を作ろうと持ちかけられる。東洋動画を辞めるべきか、仲(井浦新さん)に恩義を感じるなつは思い悩む……。
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その頃、十勝では天陽(吉沢亮さん)が体調を崩し、入院していた。ある時、病院を抜け出してきた天陽は、徹夜で一枚の絵を描き上げる。心配する妻・靖枝(大原櫻子さん)に天陽は畑を見てくると言い残し、アトリエを出ていく。夏が過ぎ、優を連れてなつは久しぶりに十勝に帰省する。雪月に立ち寄ったなつは、雪之助(安田顕さん)から天陽が新しくデザインした店の包装紙を見せてもらい……。
「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽から手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……。
第22週「なつよ、優しいわが子よ」は、坂場がマコプロダクションへの再就職が決まったものの、愛娘の優を預ける保育園が見つからない。そんな矢先、なつは、仲から東洋動画の勝負作「キックジャガー」の作画監督という大役を命じられる。なつは保育ママを探そうとするが、共働き夫婦への風当たりは厳しく、途方に暮れる。そんな中、手を差し伸べたのは茜(渡辺麻友さん)で、なつは茜の応援を受け、育児と仕事の両立に励むが、そんなある日、優が熱を出していると茜から電話が入る。仕事を手放せないなつは、坂場に電話するものの、連絡がつかず……という展開だった。
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