相棒:新シーズンが10月に放送 舞台は最果ての離島 5年目の水谷豊&反町隆史コンビの関係は…

10月にスタートする「相棒season18」に出演する水谷豊さん(左)と反町隆史さん=テレビ朝日提供
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10月にスタートする「相棒season18」に出演する水谷豊さん(左)と反町隆史さん=テレビ朝日提供

 人気刑事ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の新シーズン「相棒season18」が10月に放送されることが9月3日、明らかになった。俳優の水谷豊さん演じる杉下右京と、反町隆史さん演じる冠城亘(かぶらぎ・わたる)のコンビが引き続き登場し、2人のコンビが5シーズン目に突入することになる。10月から毎週水曜午後9時に2クールで放送。

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 「相棒」は、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。反町さん演じる亘はシーズン14で登場。寺脇さんが演じた初代・亀山薫、及川光博さんが演じた2代目・神戸尊、成宮寛貴さんが演じた3代目・甲斐享に続く4代目の相棒だ。

 「相棒season18」の初回スペシャルの舞台は、日本最北端に位置する架空の島・天礼島で、ロンドン旅行から帰国したはずの右京が消息不明となり、亘は右京を探すため島へ行くことになる。そこで、不気味な連続殺人事件が発生する……というストーリー。初回スペシャルには、女優の木村佳乃さんが演じる比丘尼“妙春”こと元代議士・片山雛子も登場する。同作のため、北海道で10日間を超える大規模ロケが行われたという。

 新シーズンでは、警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二さん)、警視庁副総監・衣笠藤治(杉本哲太さん)、警視庁広報課長・社美彌子(仲間由紀恵さん)など、特命係存続のカギを握る上層部の面々が暗躍する。前シーズンから登場した大物政治家・鑓鞍兵衛(柄本明さん)、サイバーセキュリティ対策本部に出戻った青木年男(浅利陽介さん)も登場。また、捜査一課の“両エース”こと伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)、組織犯罪対策5課・角田六郎課長(山西惇さん)らレギュラーメンバーも引き続き登場する。

 水谷さん、反町さんのコメントは以下の通り。

 ◇水谷豊さんのコメント

 ――初回スペシャルでは北海道ロケを敢行。壮大なスケールで展開しますが、手応えは?

 「相棒」は我々自身も次にどんなことが起きるのか毎回、楽しみにしている作品なのですが、まさか「season18」が右京の行方不明からはじまるとは……! 初回スペシャルはとにかくとんでもないストーリーで、みなさんをものすごい世界に連れて行ってくれることと思います。しかも、そのストーリーとともに我々が大自然の中に立っている……という状況が、「相棒」ならではだな、と感じますね。海辺の急な崖を降りて行って撮影したりと、訪れる場所のすべてが「今、『相棒』を撮影しているんだな」と実感するような、挑戦的なところばかりでした。海辺の崖の帰りはまた急な斜面を登って帰ったのですが、途中で1回休憩したほうがいいんじゃないかなと思ったのに、ソリ(反町さん)が休まないので……結局、あきらめて一気に登りました(笑い)。

 ――5年目を迎え、右京と亘の関係に変化は?

 もう、彼は法務省に戻る気はないだろうなとは思っています(笑い)。また、お互い語らずしてわかりあえることが増えてきましたね。でも僕たちは「相棒」という世界の中で日々事件に関わっているだけで、普段は“変化”なんてことは思いもしない。無理に変えようとは考えていないので、後から自然と変わってきたことがわかるのではないでしょうか。

 ――北海道ロケのエピソードを教えてください。

 想像もしていなかったのですが、島での撮影を終えて移動する船が出航するとき、お世話になった島民の方々が“別れのテープ”を用意して送り出してくださったんです。みなさんの期待に応えて、いい作品を作りたいという思いが深くなりましたね。また、今回の北海道ロケは12泊もの長期撮影でしたが、物知りなソリがいろいろアドバイスをくれるので生活に関してはまったく困りませんでした。そのアドバイスとは、主に撮影が終わったあとの過ごし方! 温泉地ですから大浴場があって、僕はなかなか普段そういうところには行かないのですが、ソリから「一緒に行きましょう」と誘われて今回、はじめて“裸のつきあい”をしました(笑い)。実は、誘われてから3日連続、2人で一緒に入ったんですよ(笑い)。

 ――ドラマ「相棒」誕生から20年目を迎えましたが、気持ちは?

 本当に驚きますね……! 最初は、こんなに続くとは誰も想像していなかったのですから……。「相棒」は毎年、「どこまで行くんだろう」と想像もしないことが更新されていくドラマですが、20年と聞くとやはり区切りを感じます。これだけ続けてきたにもかかわらず、今シーズンもまた新たな世界に突入したことを感じますし、実に不思議なドラマです(笑い)。

 ◇反町隆史さんのコメント

 ――初回スペシャルでは北海道ロケを敢行。壮大なスケールで展開しますが、手応えは?

 右京さんに何が起きたのか、というところからはじまる、ビックリなスタートです。北海道ロケでは共演者の方々と旅をしながら作品を作っているという実感があって、いいものができているなと感じています。初回スペシャルは大スケールで描かれていますし、素晴らしいゲストの方々との“セッション”が実現し、またこれまでにない形の作品ができたような印象がありますね。

 ――5年目を迎え、右京と亘の関係に変化は?

 右京と亘もそうですが、水谷さんと僕も一緒に撮影を積み重ねてきたからこそ少しずつ関係を築くことができたのではないかと思っています。「相棒」の撮影は長期でハードなので、2人の関係はもちろん、スタッフ、キャストとともに一生懸命ひとつひとつ解決していき、最後まで向かっていきたいと思っています。

 ――北海道ロケのエピソードを教えてください。

 僕が無理やり水谷さんを誘って、一緒に大浴場に行きました。プロデューサーも共演者もスタッフも、みんなで入りました。あまりそういう機会はないので、お風呂につかりながらのんびり話すのはやっぱりいいなと感じました。そんな“裸のつきあい”を交わした、という距離感が画面からも伝わればいいですね(笑い)。あと、水谷さんは「それだけで来たんですか?」と驚くぐらい、荷物が少ないんです。ホテルの部屋にお邪魔しても、何もないのでビックリしました。僕は水谷さんのバッグの3倍ぐらいの量の荷物を用意してきたんです。朝食を大事にしているので、炊飯ジャーやミキサーなど、とにかくぜんぶ持ってきました。コメまで持ってきたんですよ。でも宿泊させていただいた宿の朝食が素晴らしくて、ぜんぜん持ってくる必要がなかったです(笑い)。

 ――ドラマ「相棒」誕生から20年目を迎えましたが、気持ちは?

 僕は「season14」から参加させていただき、5年目になるのですが、あっという間だなという思いです。「相棒」という作品はさまざまな角度から多様な事件を描いているので、こちらも演じながら「こんな展開になるのか!」という期待感があります。だからこそ、現場では常に脚本以上のことを表現しなくてはと思わされるので、気を引きしめて一つ一つ撮影に取り組んでいきたいですね。また、「相棒」は時代とともに内容も変わっていく作品だとも思うので、ぜひ「season18」も期待していただきたいですね。

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