国内最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ2019」(主催・コンピュータエンターテインメント協会)が12日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。年末商戦の主力タイトルに加え、対戦型のテレビゲームを「スポーツ」とみなす「eスポーツ」を大きく取り上げるとともに、ファミリー層も意識した施策でイベントとしてのファン層拡大をねらう。
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今回の東京ゲームショウでは、日本スポーツ連合(JeSU)の主催で12、13日のビジネスデーに、特別プログラムを実施。「第11回 eスポーツ ワールドチャンピオンシップ」として、「ウイニングイレブン 2020」の日本代表決定戦などを行い、一般客(要事前登録)の来場も認めるなど広く認知を図る。
また、イベントホールで行われるキッズやファミリー層向けの「ファミリーゲームパーク」は、今回から小学生以下に加えて、中学生と同伴の保護者も入場無料(その他ホールは中学生以上有料)に。コアなゲームファンだけでなく、より幅広い層への訴求をねらうとともに、昨年に引き続き子どもたちを対象にしたeスポーツ大会「U-15eスポーツチャレンジ」も実施する。
ゲームタイトルでは、「ファイナルファンタジーVII リメイク」(PS4、スクウェア・エニックス)の日本初プレイアブル出展や、カプコンの新規プロジェクト「PROJECT RESISTANCE」の試遊、さらに復刻ゲーム機「PCエンジン mini」のプレイアブル出展などが注目を集めそうだ。
東京ゲームショウは、毎秋開催される世界的なゲーム展示会で、今年は国内外から655社が出展。出展小間数は2417小間(8月28日現在)で過去最大規模。家庭用ゲームやスマホゲーム、VRゲームなどに加え、eスポーツ関連企業の出展やイベントが目立つのも特徴となっている。出展タイトル数は1368タイトル。会期中は、タレントや声優らが出演するステージイベント、コスプレなどでにぎわう。
13日までは関係者向けのビジネスデーで、14、15日の週末は一般公開日となる。入場券は一般(中学生以上)2000円、小学生以下は無料。
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