中谷美紀:“終活”への意識明かす 「今もコツコツ準備」

ドラマスペシャル「あの家に暮らす四人の女」のトークイベントに登場した中谷美紀さん
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ドラマスペシャル「あの家に暮らす四人の女」のトークイベントに登場した中谷美紀さん

 女優の中谷美紀さんが9月24日、東京都内で行われた30日に放送されるドラマスペシャル「あの家に暮らす四人の女」(テレビ東京系)のトークイベントに登場した。ドラマは中谷さん演じる刺繍(ししゅう)作家の牧田佐知が、母や友人たちと一緒に洋館で暮らす姿を描いており、中谷さんは同作について「大人のための童話のような寓話のような。それでいてリアリスティック。長い老後を1人で過ごさざるを得ない方々が多いのではないかなと思いますし」としたうえで、「私自身、1人で死んでいく覚悟をしていたころにいただいた作品でして……今もコツコツと準備しているんですけど」と“終活”への意識を明かした。

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 アラフォーで独身という佐知の役作りについて聞かれると、中谷さんは「“いかず後家”の役をいただくことが大変多く……。プロデューサーのみなさん、原作者のみなさん、あるいは監督方が想像する私の人生というのが、“いかず後家”なんだな、と認識しております」と苦笑交じりに語り、会場の笑いを誘った。

 トークイベントには原作者の三浦しをんさんも出席。三浦さんから、思いを寄せる男性に会った時の佐知のリアクションについて「家にこもっているオタク気質の女の反応が的確だなと思った」と絶賛されると、中谷さんは「私もどちらかというとオタク気質」と告白。「“明るいオタク”と呼んでいるんですが。飽きっぽい性格でもあるけど、わりと偏愛型というか……」と説明していた。

 ドラマは、直木賞作家の三浦さんの同名小説(中央公論新社)が原作で、今回が初の映像化。古い洋館で暮らす全くタイプの違う4人の女性が次々と起こる事件を団結して乗り切る姿を描くホームドラマ。中谷さんは父の行方を知らない刺繍作家で恋人なしの牧田佐知を演じ、吉岡里帆さん、永作博美さん、宮本信子さんも出演する。30日午後9時から放送。

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