女優の有村架純さんと俳優の坂口健太郎さんが出演しているWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW そして、生きる」(全6話)を再編集した「劇場版 そして、生きる」(月川翔監督)が、9月27日からイオンシネマ板橋(東京都板橋区)、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)ほかで順次公開される。ドラマでは放送されなかった未公開シーンも盛り込んでいる。
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3歳の時に交通事故で両親を亡くし、岩手・盛岡で暮らす伯父に引き取られた生田瞳子(有村さん)は、天真らんまんに育ち、地元のアイドルとして活動するなど女優を志していた。19歳になった瞳子は東京で開催されるオーディションに向かおうとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。
半年後、瞳子は宮城・気仙沼でのボランティア活動に参加。そこで、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清水清隆(坂口さん)と出会う。瞳子は穏やかに整然と現場を仕切る清隆の笑顔に違和感を覚える。清隆は過酷な運命を背負っており……というストーリー。
有村さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」(2017年)などで知られる脚本家・岡田惠和さんによるオリジナルのヒューマンラブストーリー。映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」の月川監督がメガホンをとった。
瞳子の友人の韓国人ハン・ユリ役に韓国の女性グループ「KARA」の元メンバーの知英さん、瞳子に思いを寄せる高校の後輩、久保真二役に岡山天音さん、被災地・気仙沼で理髪店を営む坂本役に萩原聖人さん、瞳子の育ての父、和孝役に光石研さん、清隆の母、美恵子役に南果歩さんと魅力的な俳優陣が集結した。
ドラマの撮影時からスタッフ、キャストの士気が高く、ワンシーン、ワンカットに全身全霊を懸けてきたという今作。壮大な物語の中で登場人物たちがさまざまな逆境に揺れ動きながらも力強く生きていく様子、それに呼応するように存在感を示す震災後の現在の東北の圧倒的な自然美が印象的だ。そこで、「まるで映画のようだ」「1人でも多くの人に見てもらいたい」という声が現場から上がり、WOWOWが全6話を凝縮し2時間に再編集した2劇場版を製作・公開するプロジェクトを立ち上げた。
舞台となる東北、東京、フィリピンの景色はもとより、大震災後のボランティア活動で出会った瞳子と清隆の2人が、運命に翻弄(ほんろう)されながらも強く美しく生き抜く姿を、彼らと巡り合う人々の人生を絡めながら感動的に描いたヒューマンストーリーが心に響く。(細田尚子/MANTAN)
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