広瀬すず:「なつぞら」放送終え心境 「力不足を目の当たり」も「最高に楽しかった!」

NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん
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NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん

 9月28日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」でヒロインのなつを演じた女優の広瀬すずさんが9月30日、コメントを発表した。広瀬さんは「ずっと『なつぞら』を応援してくださってありがとうございました。力不足ということを目の当たりにした作品で、正直悔しかった瞬間の方が多かったような……」と明かしつつ、「その中でも、15カ月間毎日のように一緒にいて何よりも支えだったのは、スタッフさん、キャストの皆さんでした。出会えて良かったです! 最高に楽しかった! ありがとうございました! なっちゃん、ありがとう!」と心境をつづっている。

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 「なつぞら」は、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだ奥原なつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽に手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……という内容だった。

 ドラマは節目の100作目の朝ドラとして4月1日にスタート。初回から最終回まで、全156話の期間平均視聴率は21.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前作「まんぷく」の期間平均21.4%には及ばなかったものの、20%の大台超えを達成した。

 制作統括の磯智明チーフプロデューサーは「大森寿美男さんの意欲的な脚本と、魅力的な出演者の熱演のおかげで、ゴールすることができました。放送当初から反響も多く、特になつと泰樹(草刈正雄さん)のシーンでは、小さなお子さんなど幅広い世代の方々から心温まる声をいただき、チームの大きな励みになりました」と振り返っている。

 また、「厳しい自然環境でのロケ、草創期のアニメ制作の再現など難しいシーンの連続も、スタッフ一丸となって乗り越えることができました。そして常にセンターに立ち続け、現場に元気を与え続けた広瀬すずさんには、改めてねぎらいの言葉をお贈りしたいです。なつよ、お疲れさまでした! 放送は終わりましたが、北海道十勝の風景やアニメを見て、時には『なつぞら』のみんなを思い出していただければ、うれしいです」と視聴者に呼びかけている。

 ドラマの総集編の放送も決定。前編が10月14日午後3時~同4時28分、後編が同日午後4時28分~同5時56分にNHK総合で放送される。

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