松坂桃李:“少し年配”に苦笑い 「まだ若者の輝き出したい」

映画「蜜蜂と遠雷」の初日舞台あいさつに出席した松坂桃李さん
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映画「蜜蜂と遠雷」の初日舞台あいさつに出席した松坂桃李さん

 俳優の松坂桃李さんが10月4日、東京都内で行われた松岡茉優さんの主演映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)の初日舞台あいさつに出席した。同作で、妻子を持ちながらも夢をあきらめきれないピアニスト、高島明石を演じた松坂さんは、秋篠宮妃紀子さまが臨席した同作の試写会について触れ、「僕はスケジュールの都合でいなかったんですが」と悔やみながら、「ネットニュースを見たら、妃殿下が『若者3人と少し年配の』とおっしゃっていたと書いてあった。なるほどと。そういう設定だし、ありがたいなと思いつつも……」と苦笑い。「僕が一つ言いたいのは、僕と(森崎)ウィンくんは1個しか年が変わらない。まだ若者の輝きは出しておきたいという思いもチラッとある」と複雑な気持ちを語りつつ、「才能ある若者と、少し年配が頑張っている映画です!」とアピールしていた。

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 舞台あいさつには、松岡さん、森崎さん、鈴鹿央士さん、石川監督も出席した。

 映画は、2017年に「直木賞」「本屋大賞」の史上初のダブル受賞を果たした恩田陸さんの同名小説(幻冬舎文庫)が原作。国際ピアノコンクールを舞台に、国内外のジュニアコンクールを制覇するも13歳で母を亡くし、ピアニストになることから逃げてきた元天才少女の栄伝亜夜(えいでん・あや、松岡さん)、妻子を持ちながらも夢をあきらめきれずコンクールにエントリーした高島明石(松坂さん)、音楽エリートとして超名門音楽院に在籍するマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎さん)、今は亡き世界最高のピアニストが遺(のこ)した謎の少年、風間塵(鈴鹿さん)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦や運命、成長を描いている。

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