注目ドラマ紹介:「同期のサクラ」 高畑充希が“バカ正直”でそんたく知らずの主人公に 遊川和彦と再タッグ 毎話1年ごと経過の“異色展開”

連続ドラマ「同期のサクラ」第1話のワンシーン=日本テレビ提供
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連続ドラマ「同期のサクラ」第1話のワンシーン=日本テレビ提供

 女優の高畑充希さんが主演する連続ドラマ「同期のサクラ」(日本テレビ系、水曜午後10時)が10月9日スタートする。高畑さん扮(ふん)する“バカ正直”でそんたく知らずの主人公・サクラ(北野桜)が花村建設に入社し、サクラと同期たちの10年間を、1話ごとに1年ずつストーリーが進むという異色の展開で描かれる。同作は、高畑さんが主演し、2017年7月期に放送された「過保護のカホコ」のほか、「家政婦のミタ」「女王の教室」(すべて同局系)などで知られる遊川和彦さんが脚本を担当するオリジナルドラマ。「過保護のカホコ」のスタッフが再び集結し制作される。

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 サクラの同期で、クールだけど空気を読む月村百合役を橋本愛さん、社長を目指す野心家の木島葵役を新田真剣佑さん、応援部出身の熱い男・清水菊夫役を竜星涼さん、ネガティブ思考の土井蓮太郎役を岡山天音さんが演じる。さらに、津嘉山正種さん、「超特急」の草川拓弥さん、大野いとさん、相武紗季さん、椎名桔平さんも出演する。

 第1話は、病院のベッドで、意識がなく人工呼吸器につながれたまま横たわるサクラ。携帯に連絡先が登録されていたのはたった4人。その4人の百合、葵、菊夫、蓮太郎が駆けつけていた。百合らは「サクラのいない世界に生きていてもしょうがない……」という思いを抱いていた……。

 10年前の2009年春、同社の新入社員となったサクラは入社式に急いでいた。通行の邪魔をする若者には「皆さんの迷惑になるので道を開けてください」とそんたくしない。珍しい建物を見つけると、時間を忘れて写真を撮ってしまう。何とか間に合った入社式では、社長(西岡德馬さん)のスピーチに「話が長いと思いました」と発言し、周囲を驚かせる。

 式の後、3週間の新人研修の最終課題として、配属先の決定に影響する「日本の未来に残したい建造物の模型作り」が発表される。サクラが班のリーダーを務め、百合、葵、菊夫、蓮太郎と組むことになる。親睦会で、志望部署を聞かれたサクラは、故郷の離島に橋を架ける仕事に関わるため“土木部”に入りたいと夢を語る。

 その翌日、サクラたちは人事課の火野すみれ(相武さん)の指導の下、ビジネスマナーなど厳しい新人研修を受ける。皆が疲労する中、サクラは空気を読まず、最終課題の模型作りの打ち合わせをしようと持ちかける。しかし、課題に向けた皆の意見はバラバラで、サクラはあるアイデアを提案するが……。夢のためには、決して自分の信念を曲げないサクラの言動が、同期たちの心を変えていく……という展開。

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